十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

用意周到な親父。

先週の日曜日、晴天の早朝にとーちゃんは家を出発しました。目的は奈良の春日山原始林のハイキング。友だちのピコちゃんが山登りにハマっていて、「僕も連れてってーやー」といやらしくしつこく頼んでいたのがようやくかなったの。この日のメンバーは、ピコちゃん、スノンちゃん、まゆみちゃん、ウニちゃんというレディスのみ。そう、麗しい女子の中におっさんがひとりという異例の面々です。「ちゃんとしいや。女の子たちに迷惑かけたらあかんで」と口うるさくいう私に「わかってまーす」と親父。前日には

 

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おそろしく丁寧にパッキングしてたからな。「タオル3枚出して」と言われたので「どんなタイプ?」と聞くと「温泉旅館でもらってきたやつ。あんなんがええねん」やって。なんで3枚もいるのかようわからんけど、夏に高知に行くときもものすごい用意周到やからまあいろいろとあるんでしょ、と放置。

 

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ご覧の通りの派手な格好なのも「山の中は明るい色の服装がいいんよ」ならしい。これで難波から近鉄電車乗ってるのもどうかと思うけど。それに「あ、日焼け止めのスプレー持って行く?」と気を遣っても「いらん。ああいうのつけると虫が寄ってくる」「無香料やで」「無香料でもちょっとは入ってるの」なんやって。

 

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 「せや!せっかくの機会やし、かーちゃん早起きしてお弁当作ったげるわ!」と滅多と言わんことを提案しても「いらんいらん」「なんでよ。おにぎりだけでも」「腐るからいらないの。コンビニので十分」とそっけない。ま、結局この日の朝はあたし寝坊しておにぎりもなにも、な感じやったけどね。てへ

 

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ところが親父のこの用意周到ぶりが活かされるハプニングが発生。スノンちゃんがコテンとコケて両膝を擦りむいたらしい。すかさず親父、自前の救急セットを取り出し、消毒して包帯まで巻いて簡易の処置をしたんだって。この一連のさばきに女子たちビックリ。「誰よりも女子力高いのはとーちゃんやん」となったそうです。まあほんとちょっとでもお役に立ててよかったね。

 

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なかなかメンバーが揃う機会はないと思いますが、またよかったら声かけたってください。「どうやった?」と聞いたら「気持ちよかったわー」と。「ま、あの子らはまだまだやな。僕の方がイケてるな」とでかい口たたいてました。この翌日、親父は全身筋肉痛でよちよち歩きになっていたことをここにご報告しておきますw

 

 

その後のララララランドツアー。

それでは長野のララララララララランドツアーのその後についてまとめておきます。みんなご機嫌さんで店を出て、しこたま記念撮影を済ませた後の話をダイジェストでまとめてみましょう。

 

 

●不機嫌な焼き鳥屋

 

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店を出て一旦ホテルに戻り、「せっかくやからもう一軒行こうぜ」となった私たち。長野駅の方に向かいますが、いかんせん長野の夜は早い。ようやく見つけた赤提灯に飛びつき、扉を開けると「ラストオーダー30分前っす」と不機嫌に呟く大将。しかし負けてはおられん「大丈夫大丈夫、一杯だけ飲みたいだけやから」とドヤドヤと入り、焼き鳥の盛り合わせとサラダを頼んで打ち上げ的な締めを飾りました。あまりに大将が不機嫌そうなので、ちゃんと空気を読んで早々に店出たしな。カシコ。その後コンビニでまた酒を買い、ガロさん酔う子のお部屋でさらなる打ち上げになだれこんだのは言うまでもありません。

 

 

 

●暑かった善光寺

 

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 翌日の朝、9時半にロビーに集合して、バスに乗って善光寺さんへ。日傘を持参していた私に「ねーちゃんカシコやな」と呟くアオコ。当たり前やん、BBAの暑さと日焼け対策はか敏感で完全なもんや。善光寺さんではなんて言うんやったっけかな、真っ暗な回廊(?)を進むやつに500円払ってトライしたけど、とにかくみんなやかましいからそこまで怖くはなかった。あたしこのメンバーの先頭で、あまりに見えなくて前の知らない人にぶつかり、「ああ当たりましたねすみません」と何回言うたか。おまけにやかましすぎて、極楽浄土に行けるガチャガチャに気づかんかったしな。でもまあ良い思い出になりました。

 

 

 

●ねえ、そろそろビールー

 

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善光寺を出てからケイさんが合流してくださり、地元のお店をみんなでぶらり。お酒とお味噌のメーカーで試飲させてもらえる日本酒にむらがり、みんな列をなしてお買い上げしてました。地元で有名な七味屋さん、イケてる雑貨を扱うお店にもケイさんが案内してくださり、ぐっすらお土産を買うてしもうた。「暑いなあ。喉乾いたなあ。グビッと行きたいなあ」と切実に感じはじめた頃合いに、ケイさんが先回りして段取りしてくれはった蕎麦屋にイン。二階の座敷に通され、2テーブルに4人ずつ分かれて「おねえちゃん、瓶ビール2本ね。うん、キリンで。早う持ってきてね」と優しく頼んだのになんやろな、わからへんのやろうな、高校生のバイトちゃんには酒飲みのこのほとばしる気持ちが。ケイさんに「なあ私そこにあるビール取りに行こか?」と言うと「それ前に私やって注意されてん」やて。やっぱり同じイラチチームや。もたもたしているおねえちゃん(本人は頑張ってるんやで。わかってるけどな)にケイさんが声をかけ、冷やしたグラスに指を突っ込みながら持ってきてもらいました。もうええ、皆まで言うまい。

 

 

 

●海老の天ぷら事件  

 

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「先にアテを頼もうか」とビールで喉を潤し、蕎麦がき揚げと天ぷらの盛り合わせを頼んでようやく落ち着いた私たち。最初に来た蕎麦がき揚げは小芋のようなもちもちとした食感で空腹を満たしてくれました。その後天ぷら盛りが2つ来て、ケイさんとアオコ、私と世田谷のそれぞれのペアで1つの天ぷら盛りを突きながら、なんだかんだととりとめのない会話に。ふと見るといつしかこちらの天ぷらが海老とかぼちゃひとつずつになってたので、気を遣ってそっと世田谷の小皿に海老を置いてあげるあたし。「ありがとうございます」とすぐさま海老を口に放り込む世田谷。その姿を見て驚くアオコ。「さっきこっちの海老を世田谷さんにあげたやーん!姉ちゃんも海老好きやからと思ったのにー」「なんやて、その海老2匹目か!」とひんしゅくを買う世田谷。肩をすぼめ「海老。。。好きなものでつい」と小さくなる世田谷。大人気のなさが露呈した一幕でした。

 

 

●おもしろい食堂

蕎麦屋を出て「おもしろいお店があるから行こうか」と誘われ、裏道を歩いてたどり着いたのがこちら。

 

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がらんとした空間の表をすべて開け放した食堂。いやカフェなのかな。ご夫婦2人で切り盛りされてるこのお店、「あのな、店主のこだわりでビールがちょっと変わってるねん」とケイさんがささやく。さっそく世田谷とガロさんが頼んだところ

 

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あえて泡のないビール。ご主人のこだわりで「すぐに飲み干すビールに泡がなくてもいいじゃないか」とうすはりのグラスで提供されてるそう。ふーん。いろいろあるんやなビール説。私は2杯目にハイボールをお願いして

 

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このナミナミとしたきっぷの良さに大満足。あえてクーラーをかけないスタイルだからこその、たまにそよぐ風に敏感になりつつキンキンに冷えたお酒を身体に通す気持ち良さ。そして初めて来たと思えないように受け入れてくださるオーナーご夫婦のお人柄に時間も忘れ、帰りの電車ギリギリまで居座ってしまいました。そして特急しなのでアオコと私で最後の乾杯!

 

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マダムヨーコ、ロッサーナでは女将役を引き受けてくださりありがとうございました。落ち着かなかったと思います。今度は私が女将やるね。

 

サヨちゃん、体調がすぐれないようで残念でした。でも2日目に復活してよかった。今度は一緒にゆっくり料理を味わいましょうね。

 

アオコ、いろいろフォローしてもろておおきに。また2人で牛的に旅の反芻しよな。

 

ガロさん、いつもニコニコと見守ってくれる存在でとても頼もしいです。特別な食の体験をお互い仕事に活かせるといいね。

 

酔う子、冷やしてなかったムルソーに「あんたバカなの」と言いすてる姿大好物やで。今度ヤツの頭髪むしりながらムルソー奪おうな。

 

世田谷、海老返して。

 

ケイさん、この旅はいろいろとお世話になりありがとうございました。またとない経験になりました。「かーちゃんは思った以上の人やな」と言ってもらえたこと、「立石がこのメンバーはここを楽しみに来てくれたと伝わる人たちやったなて言うてたよ」と教えてくださったこと、とてもうれしく誇りに思います。また必ず長野に行きます。今度はまた違うおもろい思い出ができるんやろうなと描きながら、いつか来るその日を楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

 

 

ララララララララランドツアー。

「遠くからでもすぐかーちゃんってわかったわ」と言いながら目の前に現れたケイさんは、とーちゃんに聞いてたとおりの小柄で華奢な女性。「西区の女って感じ感じ」とたたみかけてくる初対面とは思えないやりとりは、やはり長い間SNSで付かず離れず繋がってきたたまものか。「西区の女ってどんなんや」と笑いながらさっそく妹のアオコと3人でケイさんのクルマに乗り込む。いっぱいケイさんに聞きたいことがあるけどたっぷり時間はあるから大丈夫。晴天の京都をクルマは走り抜けていく。

 

女3人の車中のおしゃべりというのはころころと話題が転んでいくもの。ケイさんが長野に作ったロッサーナというお店の話、そこのシェフである立石さんのこと、私たち姉妹の関係、とーちゃんって実はさ、そういやケイさんララランド見ましたか?、見たよ。あのエンディングはあれやな、ブラピってアホそうに見えるのに映画当てるよね、ケラケラ、あ、トイレ大丈夫?みたいな。お昼とコーヒーの2回の休憩を挟みつつ滋賀、愛知、岐阜を抜けてようやく長野へ。大きな山が手をつなぐように連なる山脈はさすが長野の風景。「私、心の中で山のてっぺんによくスプーンを立ててしまうねんな」「あの山確かにユーハイムみたい」「懐かしいなユーハイム!」とまたケラケラ。長野市内に入り、すっかり町の風景に様変わりすると「ちょっとぐるっと周るな」とケイさんが言う。善光寺につながる一直線の石畳はなだらかな坂になっている独特の景観。善光寺さんの外側をぐるっとまわり、要所要所にあるスポットを教えてもらいながらホテルに到着し、いったんケイさんとはさよなら。こうして初めての私たちに町の全体像を見せてくださったのかと後から気づく。あれ、私ケイさんにもっと聞きたいことあったんちゃうかったっけ?

 

 

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今回の旅のメンバーは、大阪から私と妹のアオコ、東京からは以前高知に来てくれた(東京大阪でもよく遊んでいる)ガロさん酔う子夫妻に世田谷氏、そして何度かご一緒したことのあるマダムヨーコにサヨさんという女性ふたり。このおふたりはもう何度もロッサーナに通っているのですっかり長野通のよう。ホテルで着替えを済ませてロビーでみんなと久々の再会を喜び合い、さあロッサーナへ出発。

 

 

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とはいえまっすぐ行けない私たち。ふらふらと途中にあるワイン屋に吸い込まれたり(世田谷ムルソーお買い上げ)、洒落た花屋さんに立ち寄ったりしながら町の距離感をつかんでいく。そして18時になり、お店の前に到着。普段は19時オープンのところ特別に開けてくださったらしい。ありがたいことに。

 

 

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マテをされている犬のようにうずうずしながら店前に立っているとひっそりとランプが灯り、ケイさんと立石シェフが扉から登場。「お待たせしました、さあどうぞ」と迎え入れてもらう。あれ、さっきまで一緒にいたケイさんとは全然違う。そう、ここではお店のオーナーでありプロ。しかし何もかもかっこいい。

 

入ってすぐ左手にカウンター、その奥に小上がりがあり、私たちは奥のスペースへ。もとの焼き鳥屋の良さを残し、赤色を効かせた内装にほんと参る。花ひとつ、クッションひとつ手抜きのないケイさんセレクトのインテリアに目をやっているとケイさん泡をもって登場。そして

 

 

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待望の乾杯。「ようこんなとこまで来たなあ」とケイさんは言うけど、こんなとこやから来たんやとしみじみ思う。大好きで大切なこのメンバーでまた集えるワクワクした気持ち、憧れの場所にようやくたどり着いた喜び。幸せってこういうこと。こういうことがときたまあるのがいい。それだけ記憶にしっかり刻まれていく。

 

 

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ワインも料理もオーダーなんてしない。お店の思いを乗せてただただ運ばれてくるのをいだだくだけ。ひとつひとつの料理には綿密に計画された仕掛けが施され、ただ美味しいだけでない刺激と発見の爆弾が口の中で開く。それが会話になり、充足になり、もう一口と手が伸びる。笑いながら、うなずきながら。

 

 

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約4時間におよぶ夢のような時間はあっという間に過ぎて現実の世界へ。それでもまだ私たちのララランドは続く。明日はどんな躍る体験が待っているのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長野に行きたくて。

だだいま和歌山から難波に向かう特急サザンの車中です。朝からの取材を終えて会社に向かってるところ。ああ家に帰りたい。ビール飲みながら帰りたい。でもまあ贅沢は言えません。明日の土曜はなんと泊まりで長野県に遊びに行ってきます。と人に伝えると8割9割「え?とーちゃんと?」と聞かれるのですがノンノン。とーちゃんはお家でサイゾーとお留守番です。私と妹のアオコが大阪から、そして東京の友人たちとも長野で合流してひと夜を楽しもうという企画です。

 

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SNSでお知り合いになった方のお店が長野にありまして、まあインスタなどでお店の様子を拝見していたら行きたい気持ちがむくむくと。料理やワインだけでなく空間にもとても興味がわいてきて「長野やったら東京からも近いよね」と気づいていつもの酒好きメンバーに声をかけました。それが去年の秋頃のこと。いろんな事情で日程が延びてようやく5月のこの日になったというわけです。

 

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寒いかな、暑いかな、何着ていこうかな、靴はどうしようかなと思い巡らせるのもまた楽しさのひとつで、今夜の荷造りをはじめるまできっといろいろ考えてしまうと思うわ。でもなー。きっと今が一番楽しいねんなー。明日がはじまってしまったらもう寂しいねんなー。と旅行前の高まりを自制しつつ、大好きな仲間たちとの貴重な体験を楽しんでこようと思います。

 

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大阪から長野へは新幹線で名古屋まで出てJRに乗り換えて行くのが常なんやけど、今回はこのお店のオーナーさん(keiさん)が京都からクルマで長野まで私たちを乗せてくださることに。なんたる幸運。ラッキーガールズ。しかもな、実は私もアオコもまだkeiさんに一度もお会いしたことないねん。お顔知らんねん。京都で無事待ち合わせできるのか、そして初顔合わせの女3人クルマ旅はどんなことになるのか。すべてが未知数すぎてワクワクが止まりません。その様子はまた次回に!

 

 

連休雑感。

昨日、昼から一緒に飲んでたくたりーから「9連休どうでした?」と聞かれ、「それね、最後の日にブログにまとめようと思ってるねん」と話しました。ゴールデンなウィークが折り返したころからふつふつと考えていたこの連休について、最後の日曜日にまとめてみようと思います。

 

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ブログに書いてきたように、京都のイタリアワインバーさんのイベントから始まったこの9連休。蕎麦屋での昼酒やひとりLALALAND(とそれにまつわる単行動)、犬とのアーバンピクニックなど目立ったことはないけどそれなりに楽しめたと思います。何より天気が良かったのはツイてたよね。でもここに書いてきた以上に良かったなあと感じることは、普段できないことが出来たということ。例えばですね、

 

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連休の最初に花を買いました。朝早く起きて片付けを済ませ、毎日水を変えるという当たり前のことが普段の私は出来てません。そんな余裕が無いのです。でもこうして花の水を変えながら蕾のふくらみを毎日確かめることはとても良いことだなあと感じました。幸せを感じるひとつの時間でした。

 

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久しぶりにハンバーグを作りました。最近はイオンのタスマニアビーフのハンバーグ(出来合い)に頼ることが増えてたので、あまりある時間を活かして玉ねぎを刻んで炒め、しっかりこねて丁寧に作りました。そりゃあもうめちゃくちゃ美味しくて(自画自賛やけど)、ああちゃんと作ったらちゃんと美味しいんやなあと改めて感じました。こんなこともすっかり忘れていました。

 

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糖質制限もそれなりに頑張ったな。昨日は朝ごはんに冷や汁のご飯抜きを作ってみました。市販の冷や汁のスープに豆腐を入れて、香味野菜をたっぷりと。キュウリを輪切りと千切りにして、紫蘇と茗荷を細く刻んでこれはこれでなかなか美味しかった。昨日くたりーやスノンちゃんにこの話をしたら「それただの味噌汁やん」と言われたけどね。確かに味噌汁でええな。でもあるもので知恵絞って作ってみるのは意外と楽しいものです。とーちゃんは「あんたー、自分の分だけなんか手間暇かけて作ってるねー」とネチネチ言うてたけどな。糖質制限ってめんどくさいもんやの。

 

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固かった蕾がふくらみ、花が咲きました。確かに9日分の時間が過ぎました。とーちゃんと2人で洗濯物を干したり入れたり、犬がご飯を食い散らかしていたり、自転車でスーパーに買い物に行ったりという当たり前のことが今では愛おしい。海外旅行に行くことも豪勢なディナーも無いありふれた連休でしたが、自分で考えて工夫して手をかけてみることが生活の中にもとても大事だということを改めて感じた連休でした。さあ、次のお楽しみまで明日からしっかり働きまっせ。いろいろと工夫をしながら。

撮れ高、どうです?

おはようございます。ゴールデンウイーク6日目の木曜日です。もう折り返してしもてこんなに晴天なのに心はどんより。あーあ。もう終わりやん。今日入れて4日しかないやん。

さて昨日はゴールデンウイーク恒例の靱公園ピクニックに行ってきました。歩いて数分のパラダイス靱公園は、人工の川を挟んで芝生があり、ちょっとお弁当を広げてのんびりするには最適の場所です。なので軽くお弁当を作って

 

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はい、泡で乾杯。テーブルを置いて音楽をかけ(もちろんLALALAND な)、私は傘を差しながらぐびぐび。川ではちびっこたちがやんやと遊んでるというのどかな光景です。ここに毎年来てるとわかるんやけど、昔に比べてヤングファミリーがほんと増えたね。子どもが増えることは豊かな町の証しです。ほんと西区は良い町だわー。

 

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犬は鼻を尖らせてすんすんと匂いを嗅いで堪能してました。すると「あ、テレビが来た」と親父が言う。見ると3人ほどのクルーが公園を歩いてる。ほんまや、大型連休のよくある庶民の風景を撮りに来たんかと思っていたら

 

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私たちの前にいたファミリーにインタビュー開始。赤ちゃん連れてはるから確かに絵になるよね。と、泡を飲みながら眺めていたらクルーがこっちにやって来た。そして「インタビューいいですか?」という。ひえー。あたし初体験よ、こういうの。

 

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インタビュアーのお姉ちゃんが「ここにはよく来られるんですか?」「ゴールデンウイークはどのようにお過ごしですか?」と投げかけてくるいろんな質問に、割に出たがりな親父が愛想よくコメント。「ええまあ、この近くに住んでるもので」「休みはどこにも行かずに近場で済ませてますね」「西区は子どもが増えていい町ですよ」とペラペーラ。「いつもこうしてお酒を飲まれてるんですかあ?」と聞かれ「ええ、もう一本空きました」とうれしそうに空き瓶をかざすペラペーラ。お姉ちゃん、いろんな質問をしてくるんやけど何を聞き出したいのかイマイチわからず、質問に脈絡ないんよね。こうしてクルーたちはまた公園をさまよい、他の家族連れにもインタビューしてました。関テレでした。

 

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帰宅後、冷えた缶チューハイで再度乾杯しながら「で、撮れ高はどうやったんやろうな」「うちら出るんかな。いやあん」などと話しこむ割とうれしがりな私たち。妹に「夕方のニュース録画したで」と言われ、ますますその気になってきた。5時になって8チャンネルに合わせてドギマギしながら夕方のニュースを見ていましたが、

 

はい、カット。

 

無残にも一瞬も映りませんでした。なんだよ関テレ。あんなにもとーちゃんペラペーラと話したやんか。一瞬でも使ってやれよ。撮れ高あかんかったー?

 

今さらLALALAND。

10時20分のバスに乗って梅田のルクアの上にある映画館に着いたのは11時前。一応平日だけにまだ人は少ない感じで少し並んでチケットを買いました。女性同士や年配の夫婦が目立ってたけどみんな何観るんかな。やっぱり旬は美女と野獣よね。LALALANDなんてもう端っこの小さいシアターだけになってるもんな。しかも大阪市内の映画館で調べたら昼に上映してるのはここだけやったからね。今さら感は満載です。

 

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無事に席を確保してから「さて」とひとつ下のレストランフロアへ。何を食べようかなあと一周まわっても糖質制限にやさしい店は少なく、また食指を刺激する店も意外とない。結局何もかもあきらめて中華に入り、座るなり「ビール」とオーダー。さあて私の休日がはじまるよ。

 

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「当店自慢の餃子です」言うてたけど、はっきり言うわ、包み方が弱い。大きいのでパクっとかじったら皮が広がってポロポロ具がこぼれよる。味は良かったのに残念や。包み練やりや。もうひとつ蟹とレタスのパラパラ炒飯も頼んだけど(ほれ、あきらめたから)まったくパラパラちゃうかった。鍋振りから勉強しいや。

 

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お腹を満たしたところでいよいよシアターへ。今さらのはずなのに結構客席は埋まってました。リピーターが多いのかもしれんね。2時間と少しの上映時間はなんと言うかとても楽しかった。まず音楽が素晴らしい。大迫力で聴くあのメロディたちはこの世界にためらう間も無くなく引き込み、映像を際立たせていました。ストーリーそのものは特別なことはないけど、構成が素晴らしい。ミュージカルなんで突然歌って踊り出すシステムにもまったく違和感なかったなあ。衣装のカラーリングまで計算尽くされ、現実なのか夢の中なのか浮遊する感じ。なので終わった瞬間、というか観ている途中から「こりゃサントラ買わな」と心に決めてシアターを出ました。

 

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ルクアからグランフロント(ここだけの話、初めて行ってん。シーやで)を巡り、iTunesで買えばいいもののサントラCDをゲットし、満足して梅田地下街の串カツ屋さんでプシュ。暑いし歩き疲れたし喉カラカラやし。しかしサイコーの休日やな。本能に赴くままのやりたい放題。シュアわせー♡

 

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今もこのブログを書きながら何度もサントラをリピートしています。やっぱり映画はいいなあ。昔は好きでよくいろいろ観に行ってたのに結婚してからはほとんど行けてないもんな。反省。これからは月イチ程度にふらっと1人で行きたいもんです。うん、とーちゃんは置いとくわ。だって親父の好きな映画は「ランボー」「ロッキー」「ゴジラ」やもん。合うわけないよねー。