十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

マイバースデープラン。

昨日の土曜日はマイバースデーとして「私が行きたいところに行こう」と親父に提案していました。「かーちゃんどこ行きたいんな」と聞くので「蕎麦行きたい。みんなで鱧と鴨の鍋会したあのお店」「うーん、どうかな」と渋る親父。なんでやねん、ワシが行きたいところに行くプランちゃうんかい。「ほんだら天満酒場は?久しぶりにさ」「うーん」っておい、あんたがそこでどうのこうのいう権利は無かろうが。「違うんよ、ボクユニクロ行きたいねん。天満にユニクロあったっけ?」なんでマイバースデーというのにユニクロありきのプランにせなならんのか。「ユニクロで何買うん?」「靴下がほしいんよ。ウォーキング用の靴下がもうアカンなってるからさ」ならしい。もー。

 

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マリアな私は親父の要望を聞き入れかつ妥協しないプランを策定。まず私の行きたい蕎麦屋さんで軽く飲み、タクシーで心斎橋に出てユニクロで買い物してカジュアルなイタリアンでまた軽く飲むプランでどや!となり行ってきました。「とーちゃん、途中でめんどくさなってユニクロ行かへんとか言い出しなや。こないなったら絶対行くからな!」と押さえ込み、親父の要望通り三足900円くらいのスポーツ靴下を買ってあげました。

 

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イタリアンでロゼを開け、ほろ酔いで帰って片付けを済ませてまたまたチューハイで乾杯。すると「靴下うれしいなあ。ずっと欲しかったんよ」と親父ニヤニヤ。千円もせん買い物でそんなに喜んでもらえて何よりや。「僕はこのスポーツ靴下がずっと欲しかったんよ」「普通の靴下と何が違うん?」「ほら、後ろが長くなってるやろ?これがあるおかげで足首側が擦れへんの。普通のチビ靴下にはこのチョボが付いてないんよ」ん、何かがおかしい。ちょっと待ち。

 

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「この後ろ側がちょっと立ち上がってるのがいいってワケ?」「そうそう、これが大事なんよ」「あのさ、チビタイプでなくて長い普通の靴下でええんちゃうん?こんな中途半端な立ち上がりでなくてさ、しっかり足首を覆う普通の靴下でええんちゃうん?なんでわざわざこれなん?なあ意味わからんのやけど、なあ」と詰め寄ると酔っ払いはフニャフニャいいながら「だってこれがカッコええねんもん」やって。そんなつまらん理由のためにワシのバースデーユニクロありきになったんかい!「だって欲しかってんもん。これでまた歩く気になるやん」やって。そして今朝、親父はウォーキングに行かず、ソファでだらだらしています。

 

50歳になりました。

昨日、50歳になりました。ハーフセンチュリー!あと10年で還暦、退職の60歳です。すごいなあ、あっという間やな人生なんて。まずはここまで無事に楽しく生きてこれたことに感謝です。家族、友人、仕事の仲間、私の周りのすべての人と経験が今の私を作ってくれています。ありがとう。良いことばかりでは無いけれど、決して悪くない人生です。紆余曲折しながらコピーライターという仕事に就けたことは、特に私の人格形成に大いに影響してると感じます。いろいろな立場の人がいていろいろなことを考えて皆生きてることを取材を通して知ることは、私に多様な視点を与えてくれました。それを文字に起こしていく職人としての仕事は、不器用な私にも成長機会を与えてくれました。

 

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「あと10年で退職」という節目は、これからの10年をどう生きるかと考えるキッカケになりました。ただただがむしゃらに仕事に向かうだけでなく、個人として60歳を超えてからも何かに向かい続けられる場所、コトの基盤を作っておかなければいけない。そんな10年にしないといけないとぼんやり考えはじめています。「何ができるのか?」「何がしたいのか?」と詰めて考えても答えなんか出ぇへん。なのでいろんなものを見聞きする中で、自分にとっての有り無しを四捨五入するように切り上げたり切り捨てたりして方向を定めていくようにしています。

 

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ひとつは本を作りたい。小説なのか、写真と言葉で構成したフォトストーリーのようなものか、インタビューブックという方向などかたちはわかりませんが、個人の作品づくりに取り組みたいとは思っています。あと、場所としては小さい店を作れたらいいなあと。薄暗くて狭くて本がいっぱいでお酒と一緒に味噌汁やおにぎりが食べられるようなほら穴のような飲食店。開放的なカフェとは真逆の吹き溜まりのような店があるといいのにとずっと思っているのでそんなお店を作るのも目標にしたいな。

 

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50代なんてまだまだひよっこやと思うので、今まで通り泥臭く仕事に向き合いながら力をつけて、60代で大きく弾けられるよう準備したいと思います。どんな服でも着こなせる身体でありたいし、感性としても衰えないように意識したい。新しくはじまる気持ちでまずはこの10年をおもしろくしていこうと思います。これからも引き続きよろしゅう。

 

 

寝巻きは綿!

大晦日に上六(正しくは上本町六丁目)へ買い物に出ました。お寿司屋さんに頼んでたふぐと押し寿司の引き取りなどお正月用の食料調達、ユニクロでスリッパなどの新年用小物の買い物などありとあらゆるものをここでまかなおうという作戦で。新しい寝巻き(ってわかる?パジャマ的なもの)が欲しいなと思ってふらっと無印に入ったら、あれやね、最近はパジャマに注目されてるかしていろいろと種類がありました。さんざん吟味して1枚購入。これがヒット!めちゃくちゃ良かったのです。

 

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何がええって生地がいい。寝巻きは絶対に綿じゃないとあかん。真冬やからと化繊、いわゆるフリース的なものはもう絶対にBBA的にアウト。最近多いふわふわモコモコのやつあるやん、あれは無理。肌がカサカサするし無駄に暑いし静電気出来やすいしニュルニュルする肌触りももう気持ち悪い。そう、若いときは気にせんと着てたけど、最近は年中綿ラバーとなりました。この寝巻きは上下のパジャマタイプでなくて、長い上衣の1枚ものですが、私は寝るときにメディキュットを装着するのでこの形の方が使いやすくていいんだな。子どもの頃からクリスマスに姉妹お揃いの寝巻きを買ってもらって、大晦日に初めて新しい寝巻きに袖を通す習慣だったので、大晦日の風呂上がりにこれを着てゆったり紅白を見れたのは昔に戻ったようでとても満足しました。

 

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これ寝巻きの裏側ね。ええ生地でほんと気持ちいい。良い買い物ができて良かったです。しかしBBAは風呂上がりも忙しい。あっちもこっちも乾燥気味なので塗りたくりまくりです。髪に椿クリームを、足の裏(私は掌蹠膿疱症で皮膚がカサカサパリパリなんで)には馬油、顔には化粧水の後に乳液、美容液、まつげ美容液、シミ消しクリーム。目薬をさして、ビタミン剤飲んでようやくおしまい。手間も時間もかかるわ。ついこないだまではこんなことせんでもなんとかなってたのになあと思いつつ現実を受け止め、良い睡眠にこだわってビューティホーな50代を目指しますぜ。ダイエットもそろそろ再開せなな。ひい。

正解とマツイク。

それでは正解を発表します。Twitterやインスタでコメントをくれたのは7名でした。この方々以外にも「私はAやと思うな」「いやBやで」と心の中で回答してくれていただろう何万人の方にとってもヤキモキした時間だったことでしょう。(え?)ちなみにうちの親戚に出題したときは、全6組中、Aを選んだのが4組、Bが2組でした。それでは発表します。夏井先生の書いた俳句は…………

 

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B!

正解した方おめでとう!さんざんうんちくを垂れてBと答えた世田谷、良かったね。ハズいの免れたね!しかしとーちゃんの俳句でこれだけの人を惑わすことかできて大成功といえよう。良い俳句でした。とーちゃんあっぱれ!

正解した方々に何も賞品はございませんので、勝手に一流を名乗ってくださいませ。ありがとうございました!

 

 

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最後におまけネタを。新年早々マツイクはじめました。元日に来てくれたモリリン(おっさんやで)が、うちのブログを読んでまつげ美容液をプレゼントしてくれ、さらに妹のアオコからもいただきました。BBAうれしい。朝は化粧前に、夜は寝る前の2回つけるんやけど、てことは一日中付けてることになるんよね。これでどれだけまつげ増えるんやろか。どのくらいで成果感じるんやろか。自分では気づきにくいので、久しぶりに会った人は「まつげ増えたね!」と教えてね。BBA喜びます♪

 

箱根駅伝ビギナー。

明けましておめでとうございます。今日はゆったり過ごしている三が日最後の日。とーちゃんは風邪が長引いて昨日の親戚の集まりにも参加できずの年初となっておりますが、本年もよろしくお願いいたします。オモロいネタがある毎日になればいいね。

さて、さっきまでぼんやりと箱根駅伝を見ていました。みんな好きなんよね?よう知ってるんよね?私たちが見始たのはアンカーがスタートした頃で青学がダントツ1位、シード権がどうのこうのと言うてます。私ね、知らんねんこっちの世界。だからハテナなことばかりで、Twitterでつぶやいてみました。「シード権て何やろ」と。するとまず友人の会長ペッスから「来年出られる権利やね!」と返ってきた。ということは、この10位以下のチームは予選的なものをやらなあかんということなんやね、と聞くとペッスから返ってきたのが

「あんねんあんねんやってんねん」。関西以外の人にはわからないんじゃないかなこのバックリした返答の意味。ペッスの声が聞こえてきたようで思わず吹いたわ。翻訳すると「予選があるの。やってるのよ」の意味です。私には伝わってるから問題ないんやけどな。

 

 

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さてこの私のシード権に関する質問にもうひとり答えてくれた人がいました。飲み友のピコちゃんです。彼女から返ってきたのは「今年10位内に入れば、来年の箱根に無条件で出られるの。苦しい各種レースに出て選出されるのを待たなくてもいいのよ」となんてわかりやすくて丁寧。「来年出られる権利やね!」というのとエライ違いではないかいな。さらにピコに繰り上げスタートのルールについて聞いてみると「トップとのタイム差が一定以上開いた際に、タスキを繋いでいなくても次のランナーをスタートさせるというルール。数十メートル先に次の走者が見えていてもタイムアップになれば、次の走者はタスキを受け取ることなく無情に走り出さないとならない。みんなの想いのつまったタスキを受け継げない」と返ってきた。ありがとう。わかりやすい上にビギナーがわかってないタスキの重要性についてまで触れている素晴らしい解説です。あのときなんでみんな走り出したのかよくわかりました。彼らの無念さまで理解できました。

 

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監督(コーチ?)がクルマで張り付いてゲキ飛ばしてることも、アナウンサーの解説に就職先や高校時代の部活まで織り交ぜられてるのもビギナーには新鮮でした。よう調べ上げてるのね。おかげで早稲田のアンカーが元囲碁将棋部で一般入試で大学に入ったことまでよくわかったよ。てかいるの?この情報。マニアは求めてんの?

 

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Twitterを通じていろいろ教えてもらえたので、ビギナーにも箱根駅伝を楽しむことができました。皆さんありがとう。ほんとこういうのええね。ちなみにこの年末の紅白もタイムリーにつぶやきながら見てたので友人たちといっしょにいるような気分になれて毎度のことながらおもしろかったです。しかしウッチャンの総合司会良かったね!

 

話は変わって、ここでおまけのクイズです。昨日の親戚の集まりで格付けクイズをやりました。ワイン、牛肉、俳句の3テーマでやったんやけど、意外とみんなわからんものでハズレ続出、結構盛り上がりました。そこで俳句の問題をここで皆さんにお出しします。ひとつはプレバトでおなじみの夏井いつき先生の作品、もうひとつはとーちゃんが作った作品です。どちらが夏井先生の俳句かを考えてくださいね。

 

Aの作品

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Bの作品

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レッツシンキング!答えは次回のブログにて!ことよろ〜〜

 

 

大掃除、勝利の要因。

性分なのか育ちの影響か、大掃除はある程度ちゃんとやりたいんです。昨夜も書いたように今回はとーちゃんがすんごい頑張ってくれたので、分担しながらスムーズに進みました。素晴らしい。なので31日の朝というのにこうしてのんびりとブログが書けてるわけです。ちなみにとーちゃんはただいまトイレの掃除中。OKとーちゃん!

 

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今年の勝利の要因のひとつは、めんどくさい冷蔵庫の中の掃除を先週末に終わらせておいたことにあります。どんだけあっちこっちから塩でてきたか。どんだけカピカピのスライスチーズが眠ってたか。ひとつひとつ取り出してグループを分けて中をセスキで拭き拭きしてから適切な場所に収め、一段ずつ終わらせていくのは割と嫌いじゃないんだな。あまりにもスッキリと綺麗になったのでうれしくて何回も扉開けてうっとりしたもんね。冷蔵庫がピーピーいうまでうっとりしたもんね。

 

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第2の勝利の要因は、Stock roomのカイゼンです。私の服や小物などを置いてる部屋を「Stock room」と名付け、要は物置にしてるんやけどこれまたぐっちゃぐちゃでどないかしたいとずっと思ってました。段ボールなどに雑多に入れていた玉ねぎやジャガイモ、レトルト食品、缶詰、調味料など形の違うものはまとまりにくいので、この棚を買って随分スッキリ片付きました。ビューティホー。私的にはカップ麺がどれだけあるか一目瞭然なのが気に入ってます。ジャガイモと玉ねぎは引き出しに入れてるので皮とかめくれても平気。これを気に入った親父が「なあもう一個この棚買おうよ」と推してきますが、私は保留でいいと思ってる。これもうひとつあったらかなり圧迫感出るもんな。様子見て必要なら買えばいいんじゃね?

 

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台所のマットも新調しました。この前のマットは去年とーちゃんがamazonで買ったやつで、そのあと近所のライフにも同じものを売ってることが発覚。それ以来なぜか親父的にマットに対する愛情が薄れ、「今年買い換えようや」と言い出しました。「まあかまへんで」とニトリで買ったのがこれ。かわいいよね。悪くない。ニトリ全然悪くない。実はさっきの棚もニトリで買ったの。これ以外にクッションの中身2つ、スリッパ、バスマット、トイレのカバーなどを買ってたった7000円!安い!もう無印で買わない。無印無駄に高すぎる。「もうニトリでいいんよ」と親父も満足しています。

 

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今回初めて大阪市の大型ゴミ引き取りを依頼して、電気の傘やらいらんバッグ、使わないサイゾークッション、布団類などガサッと捨てられてこれまたスッキリ。今日はこれから私は買い物に出て食料を調達してきます。頑張りすぎたとーちゃんが風邪キュミなのが気になりますが、気持ちようご機嫌で新年を迎えたいですね。

今年はこれが最後のブログになるかな?皆さまこのようなたわごとにお付き合いいただきありがとうございました。来年もおもろいネタをお届けできるよう精進してまいります〜。良いお年を!

年末の静かな夜に。

もうすぐ12月31日になります。28日に仕事納め(というか会社の大掃除と年賀状制作)をして納会をして今年の仕事が終わりました。残るは家の大掃除ですが、今年はとーちゃんがとってもよく大掃除を頑張ってくれて、明日は大層な掃除をせずに買い物とちょこっと仕上げの掃除して終わりそうです。いやー終わるね。終わるわ。今年一年何してたんやろか?と毎年思うけど、思い出されへんくらい毎日必死のパッチでやってたんやったら、それはそれで幸せなんかと思うね。

 

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今年は個人的にたくさん「旅」をしました。出張であらゆる町に行ったし、韓国で加賀やいたし、長野で貴重な体験もしました。来年もまたいろんなところに行きたいなあと思う。プライベートな旅行なら台湾やハワイに行きたいし、仕事ではおそらく北海道に行くことになりそう。ありがたいね。ジンギスカン食べたいね。蟹はいらない。イクラとウニにはまみれたい。そうそう、来年の加賀やき旅行は有馬温泉になりそうって。これまた楽しみやなあ。金泉銀泉でさらに加賀やいてしまうやん。直視でけへんやん。

 

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この歳になると願うことはただひとつ。毎日「無事」であること。なにごともないこと。この言葉の素晴らしさは茶道で学んだんやけど、たった二文字の中に込められた平穏を望むばかりです。無事とはお母さんをはじめ年長者が元気でいてくれること(サイゾーもね)、甥っ子や姪っ子が怪我をしないこと、妹たちや友だち、親戚、会社のメンバーみんなが毎日何事もなくご機嫌でいられるようにと願う。もうそれ以上は望まない。当たり前の毎日が当たり前に続くといいな。それだけでいいな。

 

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年が明けたらすぐに私は50歳になります。60歳まであとたった10年。会社に対してできることを考えながら、やるべきことをやって、圧倒的にカッコいいBBAになりたい。カッコいいなんてものすごいばっくりしてるけど、いろんな意味で貫けたらええな。そんな未来を描きながら、2017年の最後の日を迎えます。とーちゃんもサイゾーもオフトゥンでぐーすか寝ている静かな夜です。