十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

つとめて赤!

これは白!

幸運にも私たちが住んでいるマンションの近くに、結構有名なおっきな酒屋がある。ここにはウイスキー、バーボン、ワイン、ビール、チューハイ、焼酎、泡盛、リキュールととにかく酒という酒がほとんど揃っている。ここはまさに私たちにとってのパラダイス!ズラリと並んだ酒を見ているときのワクワク感は、ディズニーランドやUSJにもひけをとらない。ということで、週末は必ず通い、一週間分の酒を調達するのが習慣になっている。
で、ここで買ったワインが昨晩のお供となった。白はブルゴーニュの2004レ・カーヴ・ド・ラ・コロンブ、赤はRIOJAのMARQUES DE GRINON(すいません、読めません)。と書くと大層値段がはりそうだが、実はラベルはがれなどではじかれたおつとめ品。ブルゴーニュは1000円ちょっと、RIOJAは1200円程度とかなりお求めやすいお値段。おつとめ品は庶民の味方なんです。
私は自慢じゃないが、ワインについてほとんど知識はないものの、このおつとめ品からチョイスすることには自信がある。そして昨日飲んだ2本も大正解だった。もとの値段がわからないので、どれだけつとめていただいてるのかはわからんが、白はクイクイといけるさっぱり系、赤はかすかに腐葉土の香るコシのある風合い。2人で「おお!」「きた!」と感嘆をあげながらあっという間に飲み干した。
ワインはほんとにわからん。1000円でこれだけの味が楽しめるんやもん。とーちゃんが焼いてくれたラム肉を頬張り、ビルのアタマにぽってり乗った大きな月を眺めながら、魅惑の赤い液体に酔いしれたのでした。