十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

怒られて、鶏鍋。

鶏鍋おいしい。

昨日、うちの母親から電話があった。一応用事の電話だったのだが、切る前に「そうや、あんたもうしょうもないことばっかり書いてなさんなや。いいかげんにしー!」と怒られた。「しょうもないこと」「ばっかり」ってどうよ。多分、酒ダイエットの件あたりに引っかかったのだろう。お母さんあのね、飲んでますけど、食べてますから。お野菜たっぷり摂ってますから。昨日の晩もね…

かなり夜になって冷え込んでたので、夜のご飯は鍋に決定。とーちゃんが「鶏鍋でいいやん、骨付き買っておいで」というので水炊き用の骨付き鶏肉と身だけの鶏肉少しに、しろ菜、もやし、しいたけ、しめじ、ニラ、木綿豆腐を用意。粉末のやつで鶏ガラスープを作り、ぶつ切りの鶏肉を放り込み、ぐつぐつと煮てそこに野菜やら豆腐やらを入れていく。このままではもちろん味がないので、とーちゃんはポン酢で、私はスープに塩こしょうを振りかけていただく。これがほんとにおいしい!まあ騙されたと思って一回やってみて。骨付き肉は食べずにずっと入れておき、身だけの鶏肉を食べていくので、骨の髄から出たエキスがええ感じのコクになって、時間が経つほどどんどんおいしさが増していく。食べ切れへんかなと思っていた大量の野菜も全部ぺろりと食べきった。
酒ももちろん、飲みました。最初はビールで、その後は泡盛にスイッチ。初めて買った「白百合」を楽しみに開けたが、これがものすごい味、そして香り。なんと例えたらいいんやろう。とーちゃんは米こうじの香りなんちゃうかというけれど、それだけじゃない香料のような強い香り。私はこの手の「香り付き酒」が唯一ダメ。いつも飲んでいる泡盛の「舞富名」(大きな蛾のラベルが目印)に切り替えた。

ね、お母さん、ちゃんと食べてるでしょ。飲んでるけどね。この年になってさ、あんまり怒られることないからある意味新鮮なんやけどね。まあまあそんな眉毛つり上げんと、鶏鍋やってみて、コラーゲンたっぷりやでー。