十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

読書の秋、とはいうけれど。。

ノンタッチ

すっかり寒くなって、秋というより冬な感じの毎日。あからさまにぶるぶると震える(ふりをする)サイゾーに服を着せたり、衣替えをしたり、ビールを飲まなくなったりな日々のなか、ああ、季節が変わるのね…とちょっと思いふけってみたりして。っていうか、もう11月も半ばやん!世の中クリスマスモードやん!!法事とか、大掃除とか年内のプランをもう考えとかなあきません。
そんななか、ここ最近とーちゃんの羽振りがよろしい。というのも、この何週間かでようけ本を買ってきている。しかも大抵贅沢なハードカバー。彼はもともと読書派で、狭い我が家にとーちゃんの本があっちこっちにびっしり。私も本は好きだが、とーちゃんが好む本はまったくもってノンタッチ。だってさ、サイコホラーとか生物兵器とか、FBIとか史実の新解釈とかもう現実離れした本ばっかりやねんもん。たまに「かーちゃんこれ面白いから読んでみ、ほれほれ」と勧められるがほとんどタイトルと帯を見ただけで断っている。写真のTENGU、ちょっと見てみましょか?「犯人は人間の能力を超えていた」「その怪物は、人か獣か…」と帯に書いてある。ほらもう、ここだけでノンタッチになるでしょ。あ、いや私の好みとして合わないだけで、作品そのものを否定しているわけではないのですよ。ただね、私はどっちかいうたら本にはリアリティを好むわけ。相容れん。
私自身、ちゃりんこまたは歩き通勤であるのに、鞄には絶対一冊本を入れている。ちょっと銀行に行って待たされているときとか(ATMに並んでるときも)、一駅だけの電車移動のときも、本さえあれば退屈な時間もあっという間。ただ最近、読み切るまで時間がかかってるのは、毎晩酒を飲んでるせい………なんです、きっと。