この年末、確かクリスマスの頃だったと思うが、1日に2回、我が家に宅配で酒が届いた。お歳暮でもなんでもなく、どれもとーちゃんがネットで取り寄せた酒ばかり。1回目は洋酒シリーズで、バーボン、テキーラ、アイリッシュウィスキー、ラム、アルマニャックの各1本。結構珍しい酒ばかりで、初めて見る酒がほとんど。「これはな〜、バーボンの中でもな〜」というとーちゃんのうんちくはまた今度にして、とにかくバーでもお目見えせんようなラインナップとなった。
そして2回目の宅配、段ボールを開けると私たちが好きな透明ビンの泡盛がなんと10本。驚く私に「ちゃうねんちゃうねん、ええサイト見つけてな〜、泡盛専門店やねんけどなあ、コレ全部1本650円やねんで！すごいやろ〜？安いと思えへん？」とのたまう。確かに私が毎週通う近所のパラダイス（大型酒店）では、同じ泡盛がだいたい900円前後。ということは、1本最低200円は安いという計算になる。「それでな、送料が1000円やからな、5本買うたらモトとれるわけよ」とかなりとーちゃんは自信顔。ま、確かに安いわな。ええとしょ。うれしがりの私たちはひとまず窓際に新顔の泡盛くんたちを並べて記念撮影。まるでボウリングのピンのような眺めだわ。
「さ、これでかーちゃんのクリスマスプレゼントも揃ったことやし…」と言うとーちゃんに「コラコラコラコラ〜！こんなんでプレゼント済ますな〜！ワシ何にも頼んでへんし、あんさんも飲むやないかいコレ！プレゼントちゃう〜！」と怒る私。で、結局クリスマスプレゼントは泡盛以外なんにもナシのまま。くそっ、全部飲んだるからな〜！！
