十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

こころのくもり。

薬膳風鶏鍋

今日は昼に近所のスーパーへ買い物に行っただけで、ずっと家の中で過ごした。ご飯を食べて、洗濯して、掃除して、晩ご飯の鶏鍋の用意して、お風呂に入って…ほらもう日が暮れた。何にもせんでも1日なんてあっという間。晩ご飯のおなじみ鶏鍋は、ちょっと薬膳っぽくて身体にやさしい味。ここんとこの贅沢三昧な身体にはちょうどいいバランスなわけです。
いつものようにビール&缶チューハイで乾杯して、いつものように泡盛へ。TVの鉄腕ダッシュを見ながら犬のしつけについて「ほほ〜」と納得。うちのワンはと思い、視線を移すとアホサイゾーは相も変わらず曙の上でおっぴろげて眠っている。これもいつも通り。私たちの暮らしは今まで通りのいつもの日曜日。でもずっと、心の端っこでもやもやと引っかかっていることがあった。
昨日、うちのボスからメールが来て、彼が飼っているワンが急死したと知った。突然心臓が止まり、病院に連れていったがすでに手遅れだったらしい。サイゾーとまったく同じ犬種でうちより3歳ほど年上やったはずやからまだ7歳くらいか。シニアの仲間入りする年齢といえども、まだまだ若い、そしてやつはものすごい食欲と胃袋と負けん気を持ち合わせた、とてつもなく強いダックスやった。なんで?という気持ちと、どれほど飼い主であるボス一家が辛い気持ちになっているかと思う。私が想像する10倍も100倍も胸をえぐられるような悲しみを抱えていることだろう。
そういいながら、うちにはサイゾーがここにいて、いつも通りに時間を過ごす。何も言えないし、何もできない。ただサイゾーを大事にしようと改めて思う。いま私ができるのは、ただそれしかないのだ。