十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

高知、納骨の旅。番外編「ウナギ」

高知の食材

私たちが高知から帰って遅れること3日後に、納骨のすべてを仕切っていた親戚のおばちゃんたちが大阪に戻ってきた。この度、一緒に行けなかったとーちゃんのためにわざわざお土産を買ってきてくれたらしい。「はよ取りにおいで」と言われ、昨日の夜、おんぼろパンダにサイゾーを乗せていただきにいった。
それがこの写真にある「ウナギ」。さすがに完全な天然ものではないと思うが、とにかく旨い!身が固めでしっかりしていて、皮まで香ばしい。この高知のウナギを食べてからというもの、もう大阪のスーパーで売っているでっかくてプヨプヨなウナギを私たちは食べられなくなってしまった。で、帰って早々、ウナギをメインにあるもんを揃えて2人食卓を囲む。「えー匂いやな〜」ととーちゃん。「きっとウナギの香ばしさやろ」と私。2尾もらったウナギを全部天火でちょっと炙ったので結構ボリューミー。「食べれるか〜」と言いながら、そのほとんどをとーちゃんがペロリと食べきった。
「これさ〜、今気づいてんけど、案外イタリアワインと合うたかもね」と私がいうと、とーちゃんはしばらくの沈黙の後、「あんた〜、そんな大事なこと早よ言いや〜!」と叫ぶ。ま、いいやんいいやん、おいしく呼ばれてんからさ、今度の機会にしようよと後悔に打ちひしがられているとーちゃんにやさしく声をかける。
しかし旨かった〜ウナギ。でもね、この冷や奴の上にかかっているミョウガもこの度の高知のお土産なんです。しゃりしゃりとした食感と香りがまたたまらんのよね〜。たくさんもらってきた残りのミョウガの使い道は、また今度お伝えします。