十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

もし、6月に連休があったら。

今朝、7時になる前にスキッと目が覚めて、今朝日を浴びながらこれを書いています。うん、大丈夫。もういけそう。ただの夏風邪やったのね。インフルじゃなくてよかったよ〜。でないとこの週末も台無しやからね。(そんな問題?)

さて昨夜はサワラをソテーにして、缶チューハイをちびちびやりながらいつものようにとーちゃんと晩ご飯を食べておりました。そのときの会話です。





「10月って連休あったっけ?」と休み大好きなとーちゃんが聞いてきた。確かあったでしょ、といいながら、「せやな、無いのは6月だけやったな」と言う親父。そうなん?と改めて1月から12月まで考え直してみたら、ほんまや、実質的に休みが無いのは6月だけ。「だから6月くらい不毛な月は無いんよ」と6月を毛嫌いしている。まあわからんでもないけどさ。「わかった、6月にとーちゃんが祝日を作るわ」はあ?また何を。「ボクがテロ撲滅に貢献してな、世界中から賞賛されて、世界共通の休みの日になんねん」






「そらもうスゴいで〜、世界中から“とーちゃん”TO-CHAN“”言われてな、もうボクの似顔絵のTシャツは出回るわ、映画化はされるわ、大統領からメッセージが届くわえらい騒ぎや」・・・・えっと、まず、“とーちゃん”でええんや。世界からの呼び名が。「で、その映画も世界同時公開で、どこの国が一番早い公開になるかで話題になるねん」・・・・ああ、例えば<ここトルコのイスタンブールで、話題の映画“TO-CHAN”が世界最初に公開されますっ>とかマスコミが集まって、みんなとーちゃんの似顔絵Tシャツ着ながら今か今かと列をなしてるワケやな。と言うと「そうそう」とうれしそう。親父単純。






「あんたも大変やでえ、マスコミ殺到や。ファーストレディ並みの扱いや」・・・やめてくれるか、その妄想に私を入れるのは。「それにな、TO-CHANの歌も出来てな、世界大ヒットになるねん」え〜、歌まで?って、どんなんよと思っていたら、「とーちゃんは、ええ人だっせ♪」とすかさず歌い出した親父。それグランシャトーやがな(大阪限定)。世界のTO-CHANなのに、歌はしょぼっ!






とまあ、50代のおっさんの言うこととは思えない展開で、世の中に6月の祝日を!を果たして満足そうなとーちゃん。はい、バカバカしいですね。でもそこまでして休みを増やしたいという思いは十分に伝わったよ。っていうか、単に自分が英雄になりたいだけ?ちゃんちゃん。