十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

歴夜。〜とーちゃんの一人語り〜

結果から言うと、昨日はWiiしませんでした。寝不足化してしまってあまりにもキケンなんで、「今日はやめとこっか」と納得。それでまあいつものようなとりとめのない話の晩ご飯となりました。







えへ♪久しぶりに焼いたの、厚揚げ。今年初違うかな〜。ぷるんぷるんのやわらか目のやつを、かっちりエッジ立てましたぜ。う〜ん、腕は落ちてねえ。焼きの最後に強めの火にして、パチパチと油を飛ばすのがコツなんですな。ふふん♪








なぜか話題は歴史トークになって、歴史マニアの親父がまあしゃべるしゃべる。「龍馬を殺したのは誰か」というテーマで、とーちゃんはあらゆる見地から考察を重ね、「どう考えても幕府側が殺すことはありえへん。ボクは薩摩が絡んでるとしか思われへんねんよ」と断言。そこで薩摩の低い身分の家に生まれた桐野利秋の話を持ち出し、彼がいかに西郷隆盛に忠誠心を抱いていた人物かを物語風に語りはじめ、「ああ、そんな事情があったのね」とヘンに聞き入ってしまった。しかしとーちゃん、熱いぜ。









舞台は薩摩から土佐に変わり、今度は岡田以蔵の不遇について。半平太が切腹になり、半平太に裏切られたと絶望の淵に落ちた以蔵は人斬りとなって京都の街にいた。そこで龍馬と出会い「お前はいったい何をしちゅう!!半平太にもろうた命を大事にせえっ!」と以蔵を正そうとする龍馬。。。。っていうくだりをずっと親父は一人芝居で演じてました。ええ、ものすごい迫真でした。見てきたん?みたいな。









「結局、幕末に強い志と使命感をもって生きた志士たちはみんな死んでしまったんよ。もしあの人たちが生きていたら今の日本も変わってたかもしれんなあ」と悔しそうな親父。確かに、今の腐った政治のニュースを見ていたら、あの頃懸命に日本を変えようとした人たちの志が無になっているような気にさえなってしまう。「だからな、とーちゃんが議員に立候補するってどう?ボクが日本を変えるんよ」。。。ってアホう。ええとこ入って5票あるかどうかやわ。あなたは龍馬になれませんから。