十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

酒の肴にふぐトーク。

先日、とーちゃんといつものように晩ご飯を食べていたときのことです。なぜか食中毒経験を語り合い、「ボク、牡蠣で当たったことあるねん」「その割に牡蠣好っきゃな」「せやねん、こたえてないねん」などの普通のトークをしていたら、「かーちゃん知ってるか?ふぐの好物って牡蠣とか赤貝とかの貝類なんやで」と言い出した。ふぐってそう、あのプーとなったおいしいふぐのこと。「へ〜、身だけチューチューして食べるとか?」と聞くと、「違う違う。ふぐって意外とするどい歯持ってるねん」「へ〜」「バリバリと殻ごと食べるんよ」「ほ〜」となぜかふぐの話になりました。あいにく、ふぐの写真はないので、先日お姉さんのお店でいただいた料理と共にお届けしましょう。














「でもな、ふぐの毒性については、実はきちんと解明されてないんよ」とうれしそうに話す親父。「そうなん?」とさほど興味も感じずにクイクイ泡盛を飲んでいたら、「面白い実験結果があってね」と切り出してきた。なんでも小さなときからいけすなどの安全な場所で育てられたふぐには、体内に毒はできないらしい。「自然界で育ったふぐに、なぜあれほど強い毒が備わるのか、もしかしたらエサになる牡蠣に関係があるかもしれんわけよ」と言う。つまり自然界のふぐは海中の貝類を食べてるから毒が生成されるてか?「まあそうやな」・・・う〜ん、ちょっと待てよ。ふぐの気持ちになってみよう。














いけすの中で、敵もおらず(ある意味敵は人間ではあるが)のんびり暮らしているふぐと、荒波に揉まれ、にぶい身体であらゆる敵と戦っているふぐ。どう考えても環境が違いすぎる。「とーちゃん、そら自然界のふぐはストレス満載やし、いけすのふぐには危険がなさすぎる。海のふぐは身を守るために体内から自然に(ホルモン的に)毒ができるようになってるんちゃうん?牡蠣がどうとかじゃなくってさ」「うーん、それは違うと思うで」「なんでーな、いけすのふぐには毒なんてそもそも持つ必要あれへんがな」「どうやろ」「食べてるものの違いだけで、毒ができるとは思われへんなあ」とふぐトーク炸裂。しかしいい年してなんでこんなにふぐに熱くなってるわけ??














その後やいやいとふぐや毒性をもつ生き物について話が広がりましたが、すみません、酔っ払ってきちんと覚えておりません。。。興味のある方、もっと詳しく知りたい方はコメント欄でとーちゃんへ質問でもしてください。しかしとーちゃんの知識も「どうだか?」なものなので、真剣なやつはやめてね♪「人生90%ウソ」を標榜しとりますからね。酒の肴にふぐトーク、今度はてっちりでもつまみながらやりますか〜。