十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

春への希望。

風が強いと花粉が舞います。この金曜日くらいから私にも本格的な花粉症の症状が出始めました。春ですね。皆さんはいかがですか?何度もここに書いてきましたが、私は17歳で発症した自称「花粉症界のモリシゲ」ですから、このくらいの花粉や症状は屁でもありません。薬飲まない、マスクしない、どんと来いの境地におります。昨日、美容院に行ってヘアスタイリストさんと話しててんけど、「雨の日は花粉症がマシ派」と「雨の日は花粉症がヒドイ派」に分かれてるよね?私は断然、雨の日はアカン方。なのに「今日は雨やから花粉マシやわあ」って言う人多いから、ホントはどっちなんやろ?雨の日って花粉たちはどないなってるんやろ?知っている人、教えて〜!

















美容院終わりにとーちゃんと待ち合わせして、新町の和食屋さんに行ってきました。ほら、こないだ東京のツイ友のよーこさんをお招きした会でお世話になったお店です。冷たい風がぴーぴー吹いてまだまだ寒かったけどまずはチューハイでお先に乾杯。付きだしは新子ですよ〜。うれぴ〜♡
















これは山芋と蕗の炊合せ。山芋にはしっかりダシが含ませてあってほろりと柔らかく、蕗もシャキシャキでとても美味。「やさしい味やなあ」と心までとろけました。和食ってほんと奥深いね。

















これよこれ!これを楽しみに来たのです。白魚の卵とじ。三つ葉と菜の花とわかめも入っていて、ダシも具もどれも旨ぇ〜☆春や〜。「こういうのを東京の人に食べていただきたいなあ」と言いながらペロリしました。やっぱりね、思うんですよ。こんなまだ寒い日にも春が近いことを感じられる日本人は本当に豊かだと。ここには春への希望が詰まってるわけですよ。うんうん。
















あん肝やらむかごやらをつつきながら熱燗をいただき、最後の焼き物をどうするかで揉めました。私はキンキの塩焼きが食べたい、とーちゃんは甘鯛の煮付けが食べたいと意見がまっぷたつ。「あんたは煮付けでけへんやろ?だからせめて外で食べたいワケ」という親父に、「魚は塩焼きが一番旨い。しかもキンキがあるなんて珍しい。キンキ食べたい」という私。いつまでたっても平行線をたどるばかりなので、仕方あるめえと間を取って…

















はい、甘鯛の塩焼きにしました。「甘鯛はお母ちゃんが好きでなあ。猫が食べるようにきれいに食べる人やったわ」と親父しみじみ。私は晩年のお母ちゃんしか知りませんが、甘鯛好きなのは知ってる。「お母ちゃんの分までしっかり食べてあげよ」と言いながら、お母ちゃんが食べるようにきれいに食べつくしました。私がキンキを好きなのも、お父さんに教えてもらって一緒につついた思い出があるからなのさと昔話になり、最後はしっとりと締めくくりました。しかしこの時期の和食はいいね。小さな木の芽一枚にも喜びがあるわ。花粉はうざいですが、今だけの楽しみは逃すとソンソン。また4月になったら行こうっと☆