殺害場所はみんなの故郷であり、とーちゃんが愛してやまない高知県。うちの親戚のにーちゃんに「イカ釣りに行こう」と誘われた親父は、夜の船に乗り込む。沖合に出たところで親戚のにーちゃんに船から突き落とされるものの、泳ぎが得意なことが助けになり、浜の岸辺へたどり着いた親父。そこで待っていたうちの親戚たちがとーちゃんを助けると思いきや、竹の棒で突ついてさらに海へ落とす…という全員共犯の二段落ちシナリオ。素晴らしいやないかい。「な、なんでやねん!アホウ!」とひとり慌てふためく親父をスルーして「大丈夫。散骨は高知の海にしたるから」と叔母が言えば、私も「いや、海はめんどくさいから川が海に流れ込んでるとこでささっとやろうよ」となり、いとこたちも「あそこにアヒルおるから栄養になってええんちゃうか」と言い出す始末。面白すぎる。
「せめて海に流してくれやー!」ととーちゃん自ら殺されることは許容して、最後には涙流しながらみんなで笑い合いました。こういうときにとーちゃんのキャラクターって最大限発揮するわ。この人と結婚してよかったとつくづく思うわ。え?なんか間違ってる?