十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

危機を迎えた犬。

三連休の最終日、ふいに休めることになりまして小躍りしています。突然時間が出来てしまってやることなくてブログ書くてどやさやねんけど、こないだの犬騒動についてまとめておきます。ちょっと大変だったのよ。

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2週間ほど前の平日、とーちゃんからLINEが来て「サイゾーが3回続けて吐いた」とある。は?何ごとや。朝は元気にしてたのに。その後「また吐きました」「今度は下痢」と立て続けに起こり、これはただ事ではないと判断。「早く会社出て病院連れていくから準備しといて」と連絡をして急いで帰ってサイゾーを抱き上げ、「そのゲリピーも持って行くで!」ととーちゃんに指示して大急ぎで向かいました。テンダラーのもとへ。

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写真は本文とまったく関係ありません。

触診をすませたテンダラーが言うには「まずは胃腸炎が考えられます。あとは内臓系の病気ですね」内臓系?「膵臓や肝臓の病気からこういう症状が起こることがあります。内臓系の病気なら血液検査で分かるので今からやりますか?」と聞かれ、「もちろん」と即答。ひとつ気になることがあったのでそれを伝えてみることに。「あのね先生、昨夜11時くらいに散歩に連れてったんやけど、そのとき何か拾い食いした気配があったんです」「ほう。何を食べたかわかりますか?」「いえまったく。暗闇やったんで食べたかどうかもはっきりしないんですけどモグモグしてたような……」「わかりました。その可能性も踏まえて考えましょう」と頼もしいテンダラー

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血液検査の結果が出て再び診察室に入ると、いつもよりテンションの低い声で話し出すテンダラー。肝臓の数値がケタ違いに高く、膵臓も良くない状況。「ここから考えられるのは、膵炎、そして拾い食いしたことによる毒物性、もしくは異物が引っかかってるという3つです」「はい」「異物なら開腹手術になりますし、膵炎なら早く処置しないと命に関わります」「はい」「今から強い吐き気止めを打ちます。1時間くらいで効いてきますが、それでも吐くようならまず膵炎です。明日の朝必ず連れてきてください」「はい」「もし今夜このまま吐き気か止まったら土曜日にまた連れて来てください。毒素の影響なら薬で治療できます」ということになり、15000円もお支払いして帰宅。ともかく今夜吐くか止まるか。どっちかやねとヒヤヒヤ。

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ちょうど薬がきき始めるかどうかの時間に1回ピーーーっとなったけど後はケロリとしたもんで「メシは!ワシのメシは!」と催促されるくらい本人元気。結局朝まで何事もなかったので膵炎の可能性は消えました。翌日からウンチも良好に戻ったので、多分拾い食いでチョコレートでも食べて毒性が出て肝臓の数値が悪くなったんやろうと判断。土曜日に病院に連れていって血液検査したところ、まだ高めではあるものの肝臓膵臓ともに改善してました。ウンチがちゃんと出たということは異物が残っていることもないらしく、「もう大丈夫です」とテンダラーにお墨付きをいただき、この騒動は終わりを迎えたのです。ふう

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もとはと言えば、こいつの拾い食いではじまったこの騒動。マンションの外装工事の影響で朝と夜の散歩に必ず行かねばならず、暗闇を歩かせたことにも失敗があったため、私たちの反省としてすぐさま強力な懐中電灯を購入しました。とーちゃんはCIAのように耳の上からまっすぐ灯りを照らすスタイルで、サイゾーの危機を回避しています。