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十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

私の愛するクルマ。

私がクルマの免許を取ったのは二十歳の頃。短大を卒業しても就職が決まらず、空いた時間を有効に活用していそいそ教習所に通っていました。免許を取れたら乗らなもったいないとお父さんがクルマを買ってくれることになり、「ここから選びなさい」と言われたのがトヨタカローラのセダン。選べるのはボディの色のみで、お母さんと相談してメタリックの赤を選択し、この子に「梅太郎」という名をつけました。

 

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二十代前半の遊び盛りな私に梅太郎はどこにでも付き合ってくれました。チェーンやキャリアを付けてスキーに行ったり、深夜の思いつきカラオケに行ったり。まあ青春時代を一緒に過ごしたと言っても過言ではない梅太郎も、10万キロを迎える頃にエンジンがダメになり廃車にすることに。妹のクローバーと一緒に泣きながら見送ったことははっきりと記憶に刻まれています。

 

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梅太郎がいなくなって、私はすぐにクルマを買うことにしました。同じようなクルマに乗るのは嫌で、梅太郎に無い魅力を持ってるクルマにしたいと選んだのはイタリアのフィアットパンダ。お父さんと八光自動車に行って試乗車に乗り「お父さん、やっぱりこれが欲しい」と言うと「こんなおもちゃみたいなクルマ、後悔するで」とトヨタバカ親父に言われましたが押し切って購入。缶詰のようにくるくると天井を巻くとオープン仕様になるほんとにかわいいやつで、さすがのジウジアーロのデザインも美しく、この子も私の仕事とプライベートにべったりと寄り添ってくれました。

 

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パンダは私の嫁入りにも一緒に来て、とーちゃんやサイゾーと一緒に高知にも行きました。故障の多いパンダで有名なだけあって、走ってたら突然ドアミラーの柱が折れたり、排気の部品が外れたりとまあ想像できんハプニングが多々。それでも梅太郎同様10万キロを走ってくれて泣く泣く廃車となりました。ほんとに出来は悪いけどかわいくて仕方がなかったな。またいつかパンダに乗りたいというのは私の夢でもあります。

 

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パンダの次に買った(というかうちの両親が買ってくれた)のが今のゴルフカブリオレです。1992年式の中古やけど、一応電動でオープンカーになるんやで。パンダと違ってフォルクスワーゲンらしい重厚感、たとえばドアを閉めたときの音やウインカーの音が特に好きやったな。「野口さん」と名付けたこのゴルフ、この度とうとう手放すことに決めました。年明けにはクルマのない生活になります。二十歳で免許を取ってはじめての状況です。

 

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クルマ関係の仕事をしている友人のモリリン(おっさんやで)に相談して廃車にすることも検討していましたが、野口さんを買ったお店で引き取ってもらえることになり、年が明けたらそのお店に持っていくことが決まりました。よくわからんところで無残に解体されるより、古巣に戻してあげる方がずっと安心。なのでこの子と離れる寂しさもクルマのない生活の不安も今だにあるのはあるけど少し気分は落ち着いています。これを機会にクルマに頼らず、自転車であっこっち走る生活習慣に改められるのもええことやと思う。これからは自転車の紺太郎をパートナーに、新しいライフスタイルに変わりますで。