十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

親父の欲ボケた夢。

とーちゃんの夢はいつもかなり欲ボケています。あるときは毎年9億円が名も知らぬ方から振り込まれる夢、そのお金でマンションとクルマを買うことになり、車種で私と揉めるイヤに現実的な夢、ありあまる金で高知に別荘を買い、友人たちを豪勢にお招きしている夢などなど聞いてるだけでも相当な欲ボケぶりです。「あんた、ほんま金にギラギラしてるな」と言うと「違うんよ、なんか知らんけどお金くれるってことになるんよ」ってそれあんたの本質的な欲望やないかい。「ほんでさかーちゃん、また不思議な夢を見たんよ」と言う。今度はナンボもろたんや。「ちゃうねん、アンダーアーマーから電話がかかってきてん」

 

 

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その夢によると、とーちゃんにアンダーアーマーの担当者から電話があり、「インスタをいつも拝見しています。ナイキがお好きなんですね」「ええまあ。アンダーアーマーさんも好きなんですよ。アディダスも好きですけど」などと返すと「うちの商品を送るのでぜひそれを着てインスタにアップしてもらえませんか」と頼んできたらしい。「とーちゃんなんてフォロワー少ないのに意味ないやん」と言うと、「そうやねん。でもボクに着てもらいたいって言うんよ」。そのあたりが自分都合の夢ってことやな。ほんで? 「でさあアンダーアーマーからホンマに荷物が届くわけ。こんな大きいダンボールでさ、服だけでなく靴や帽子やいろいろ入ってるんよ」。その服やアクセサリーを身につけて毎週1日必ずインスタにアップしていく親父。しかし毎週大きなダンボールが届くらしく「ちょっとそれうちの狭い家のどこに置くんよ。迷惑な話やんか」と私が口を挟むと、「そうやねん。夢の中でもかーちゃん怒ってるねん。これどうすんのよ!言うてさ」と私のキャラはかなり現実に即しているらしい。「ほんでさ、毎週1日写真あげるのも面倒になってどうしようって言うて目が覚めたんよ」。

 

アンダーアーマーさん、商品送っていただくのはかまへんのですけどね、せめて月一ペースにしてもらえませんかね。毎週届けていただいても結局メルカリに出してしまいますからね。そやけどうちの親父に着せたところでなんの影響もないですからね。ああ親父の自分勝手な夢でしたね。ちなみに私がプレゼントしたアンダーアーマーのタイツは「もったいないんよ」言うて3回くらいしか使ってないそうです。タイツだけでもいただけたらこのおっさんたいそう喜びますw