十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

完璧だったはずなのに。

5月の仕事が出張続きで大変だったことは以前にもお伝えしました。この間、私はいかにコンディションを落とさずに一つ一つの仕事をきちんとやり切れるかに集中していて、出張中も出来るだけ早く寝てビタミン剤を増やし、酒も疲れも翌日に持ち越さないように慎重に過ごしていました。さらに出張中に他の仕事に迷惑がかからないよう先前に仕事をこなし、時間のロスが出ないようにも配慮。怒涛の5月が終わってからは打ち合わせなどをこなしつつ、たっぷり取材した分の原稿起こしに精を出し、今週ようやく12人分を書き上げました。出来るだけ迷惑をかけずに体調を崩さずこの案件をやり上げることが目標だったので、「やれたやん」と思った矢先、腰に違和感が。あれ?ぎっくりになるようなことはなにもなかったで?気のせいか、と思っていたら日を追うごとに症状がひどくなり、この金曜日は座ってられないほどに。おかしい。ここまでの私は完璧だったはずなのに。

 

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腰だけでなく胸の痛みや頭痛もあったので(肩こりなんて不調のうちに入らない)、とうとう潮時と覚悟して従兄弟の鍼灸師に診てもらうことにしました。昨日の土曜日、そろりそろりと慎重に歩いて電車に乗り、従兄弟の鍼灸院に到着。事情を伝えて病衣に着替え、身体を触るなり「これは」と従兄弟が言う。仰向けに寝かされさらに触診して足のすねから鍼をうち、腰をぐいっと触りながらまた他の箇所へぽんぽんと鍼が入っていきます。痛みなんてまったくなくてただただまな板の鯉状態。ひと通り鍼を打ったら「このまま15分ほど休んでて」と言われ、上を向いたままピクリと動くこともなく鍼が刺さったまま鯉休憩。その後一旦立って様子を見て今度はうつ伏せになってあっちこっちうたれました。

 

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1時間以上みっちり診療してもらい、言われたのは「疲労の蓄積による免疫機能の低下。ようこんなんでおれたな。腰に指が入らんほどガチガチやったぞ。なんとかほぐしたけど今はこれで精一杯や」へい。すんまへん。おおきに。その後とーちゃんと妹のアオコと合流してシースーしたのですが、全身に鍼を打たれたことによる倦怠感はあるものの腰の痛みは随分マシ。靴下はかれへんかったり、前に身体を倒されへんかったりしたのがもういけそう。身体の中で留まっていたものがズコーっと流れ出した感じというか要は生き返った感、エネルギーのようなものが湧いてきました。ありがとうやで従兄弟。

 

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万全に完璧にしたつもりでもこれがBBAの限界。こんなかたちで私の身体から報復を受けるとは思ってもいなかったのでこの展開に驚きでした。身体が悲鳴をあげるとはまさにこのこと。悲鳴が小さいうちになにができるのか、悲鳴を出さない身体にするにはなにが足りないのか(え?運動?)前向きに傾向と対策を考えたいと思います。