十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

肉焼きマスター、登場!

で、結局、あのヘレ肉(大阪ではヒレと言わずヘレというのであえてこちらで)を昨晩いただきました。「肉を焼くのは男の仕事」と豪語するとーちゃんが、先に帰って肉を冷蔵庫から出しておきスタンバイ。ワインもちょっとええのを前の晩から開けてあったので、あとは前菜を並べます。







これはとーちゃんがハマっている中村屋のマリネ2種。間違いなく旨いんだよね〜。








これは私がハマっているポテトフライ。いやいや村上さんの「風の歌を聴け」を読んだときにね、やたらポテトフライとビールの描写があって、刷り込まれてしまいました。冷凍のを買って、たまにポリポリ食べてます。幸せ♡








こうして前菜系を先に食べて、お腹が落ち着いてから「では、そろそろ」とお肉の焼きへ。肉焼きマスターの出番です!








「肉がええと牛脂もええのぉ〜」ととーちゃん絶賛の上質牛脂をフライパンにのせ、溶かします。








なるほど、マスターは先に「淵」から焼くんですね。「こうしてね〜、旨味を閉じ込めるんよ〜」だそうです。はは〜。








あ〜、肉の焼けるニオイがたまら〜ん!強火で一気に焼いているところでマスターから「布巾を水で濡らして。たっぷり含ませる感じで」とオーダー。はいな〜。








両面を焼いてから濡れた布巾の上にフライパンを置いて一気に冷ますマスター。ほほ〜、そんな裏技が。








さらに蓋をして再び弱火にかけ、フライパンに顔を近づけるマスター。「チリチリと焼けてる音を聞くんよ」ならしい。深いぜ。








出来ました!かなりレアに見えますが、きちんと中まで火が通ってます。さすがマスター、いい仕事しますな〜。








せっかくのお肉ですもの、ワインは「バルベラにして〜」という私のオーダーで、とーちゃんが渋々こちらを開けてくれました。カーゼ・コリー二さんという人の2003年のバルベラで、あんまり流通してないワインなんだって。あのね、マジで旨かった。初めてワインの「ダシ」を感じました☆久しぶりにとーちゃんセレクトのワインに満足したわ〜。








赤ワインと牛肉というベタな取り合わせですが、やっぱり相性ってあるんやね。一緒にいただくことでお互いの旨味が引き出されてぐいぐいおいしさを感じるの♪いや〜旨いな〜ヘレもワインも。ヘレなんて滅多と食べませんが「うん、これもええね。それだけ年寄りになったっちゅうことやな」とナットク。ヘレキタ〜!!









清水の舞台から転がりながら買った2500円の肉でしたが、十分に堪能させてもらいました。日常のちょっとしたイベントになるよね。とーちゃん、また買うてきてな〜、自主的に。