十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

タジタジのおっさんな犬。

昨日、会社でのことでした。席に戻ると隣の男Nくんが「サイゾー、すごいですよ」と耳打ちしてくる。足もとのハウスで寝ているサイゾーを見ると「グガっググっ」と文字にならないようなイビキをかいていて、丸聞こえ。「ボクの席でも聞こえてます」とNくんがいうように、すごい音でした。もう犬のおっさんを超えたね。人間のおっさん級です、あなた。










そんなおっさん犬が「シッコしたい。連れて行け」と言うのでお散歩へ。まずは植え込みでダイナマイト級のウンチも済ませ、スッキリしたところで近所の公園に向かいます。










公園に入ると遠くで小さいワンコたちがきゃあきゃあと走り回っているのが見えましたが、サイゾーは素知らぬふりで辺りを地味にクンクン。するとっ











1匹のワンちゃんがやってきて、サイゾーとニオイを嗅ぎ合い、驚くべきことにコロンと寝転んで腹を見せた。そんな大胆なワンちゃんにサイゾービビる。「え、あ、そこまでは」と腰引けていると











もう1匹ワンちゃんがやってきて、その2匹できゃあきゃあとじゃれ出した。もうまったく蚊帳の外に置かれたおっさんは…










自ら植え込みに避難して知らんぷり。「このテンション、ついていけんわ」な感じでしょうか。一通り地味にクンクンとニオイをかいで気が済んだらしく、










ヤングから逃れるようにテッテケテーと会社に戻っていきました。ねえサイゾー、その背中がいつもより小さく見えるのは、かーちゃんだけ?まさにタジタジやったね。ぷ。