今日は朝からしとしと雨が降り、どことなく寒い。サイゾーもブランケットにくるまってぬくぬくしたがる。まだ10月に入ったばかりやでサイゾー、まだ扇風機も仕舞うてないのにぶるぶるしてどうするよ。でもま、こんだけ寒いので、晩ご飯はこの秋、初めての鍋にすることにしました。
材料はあんこう（鍋セット）、白菜、しいたけ、水菜、木綿の豆腐、エノキダケ、カキ。カキは身がきゅっと小さい方が甘みがあっておいしい。あんこうはとーちゃんはアラが好き、私はややこしぃない身が好き、なのでケンカすることなく味わえる。ぐつぐつと具が煮たってきた、とーちゃんは骨や皮のついたアラをせせる、私は身をはぐはぐ食べる。結婚して唯一、争いなく仲良くできることかもしれない。鍋は、本当の意味で日本人だけが楽しめる、最高のコミュニケーションかも、と思ったりしてしまう。
ビールを飲んだ後、私は麦焼酎の中々に、とーちゃんは日本酒に切り替える。秋が深まる切なさとこういう酒を飲みたくなる新鮮さに心が揺れる。寂しいねんけど悪くない。こうしてどんどん季節は変わっていく。気が付けば10月、今年もあと3ヶ月。たまにしか飲まない中々も、締めの肝でおいしさ倍増。くぅ〜、旨いわやっぱり。もう一杯、この肝が終わるまでもうちょいダラダラと飲んでいよう。
