十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

激動の週末。

昨日の冷麺。サイコー

とにかくずっと忙しく、深夜帰りが続き、確かに疲れていました。今朝目覚めたら喉がかんかんに腫れて熱っぽい。鼻水悪寒ときたらもう風邪しかない。でもね、昨日の晩は新人くん歓迎会で焼き肉、焼酎、冷麺をたらふくいただいてピンピンしてたんですよ。まったく予兆のない風邪の到来。久しぶりにフルコースの症状。そして私が本気で風邪をひいたら、たいがいいいことがなかったりする。
およそ10年前の阪神大震災の日の朝も私は熱を出していた。幸い自宅には何の損傷もなかったが、恐怖に震える妹のそばで熱と悪寒にふるえる私。なんでこんな日に限ってめったに出ない熱がでる?会社にも行かず、あの日は一日こたつで丸まっていたのを覚えている。そして今日、風邪と闘いながら眠っているとうちの母親から電話。どうやらおばあちゃん(私の祖母)が危ないらしい。もう90を過ぎた高齢でずっと寝付いていたので覚悟はできていたが、そうか、と思う。電話を切った後、うつらうつらする頭の中でとーちゃんの黒いスーツをクリーニングに出しっぱなしにしていたことを思い出した。そうや、取りにいっとかなあかんわ。むくっと起きて車でスーツを引き取りにいった。
日が落ちかけたころ、またまたお母さんから電話。おばあちゃんが亡くなったと聞く。ほらやっぱり、私が本気で風邪をひくといいことがない。親戚はみんな集まることになったらしいが、私はこの調子なので明日のお通夜に備えることにする。さっき妹から電話があってやっとラクになれたおばあちゃんを囲んでみんなで酒盛りしているらしい。そうよそうよ、そうじゃないと。そこにいれないことがものすごく残念だが、明日はいまより元気になっておばあちゃんに会いにいく。