十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

いつもと変わらず。

ツインの泡盛

今日の朝、仕事を抜けて予約した大きな病院の皮膚科に行った。ポテポテに赤く腫れた右足の原因を調べるためだったが、もうすっかり腫れはひいて、こんな足で診察する意味があるんやろうかと思いながら病院へ向かう。「地域医療連携室」みたいな名前の事務室みたいなところに行き、診断書と紹介所を渡して問診表を書く。体重、身長、病歴などを書き込み、お酒を飲むかという欄に行き着く。「どのくらいのペースで何を?」と聞かれているので「毎日。ビール、泡盛、ワインなど」と正直に記入。ウソは書いたらいけません。
お姉さんに案内されてたくさんの人が待つ皮膚科に行き、しばらく本を読みながら待つ。15分から20分ほど待って名前を呼ばれ、「こちらにどうぞ」とまったく違う診察室に案内される。どう見ても一般の診察室でなく、人もいないがらんとしたなかに待合いの長椅子が一つ。「こちらでお待ちくださいねえ」と言われ、また本を開いた。だいたい、こんな人気のないとこで診られるなんてよっぽど悪いんかもしれん。。。。。と頭をよぎる。いやいや、考えてもしゃあない、どーんといこうやないかい、そう思って本に目を落としたとき、また名前を呼ばれた。
中にはいると普通の応接室。他の診察室がいっぱいやからすみません、ここでと言われる。「そんなん、口実?」と不安がよぎるなか、この一ヶ月に及ぶ記憶をすべて話す。おばあちゃんが死んだときは風邪をひいていた、その一週間後にお腹がいたくなった、気が付いたら足が腫れていた、整形外科に行ったらホウカシキエンか血液の病気と言われた…などなど。とても落ち着いた感じの女医さんはつとめて冷静に質問し、答えを出す。結果、この右足の腫れは「ホウカシキエン」と断定された。風邪の菌(ウイルス)が体内に残り、炎症を起こしたもののもう治ってきているので血液検査も薬も必要なく、このまま何もなく帰れるらしい。よかった〜。ややこしい血液の病気ではないらしい。いままで通りでいられる。
そうして今日、晩ご飯のときに一通りの説明をとーちゃんにして、よかったねえと酒を酌み交わす。何かものたらんそうなとーちゃんの表情。もうちょっとドラマティックな展開を期待してたようだが、残念でした〜いままで通り、毎日飲みますぅ〜!