十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

酒も女もインパクトよ。

がおー!

日曜日、会社に行くとこのマスクが置いてあった。仕事に使うので買ってきたらしいが、こんなん見たらかぶってしまうのが心情というもの。さくっとかぶって見ると周りで「すごい似合う〜」「いいよ、いいよ」と褒めてくれる。何か心に引っかかるものはあるものの、みんなの称賛に調子に乗って「ちょっと手出してみて」というポージングにも快く答え、はい、このカット。下から狙ってくれるのが、なかなか迫力があっていいじゃない〜。
私は常々「女はインパクトや」と言うてきた。おもろうてナンボ、印象に残ってナンボ。会話の弾まない女なんてノンノンなのよ。と、会社の男性陣に言うと「それは違う!」と反論される。滝川クリスティ好きの一人に「じゃあさ、クリスティとバーで2人で飲んでるとしよ。滝川さんがホンマにそうかは知らんけど、あなたが言う言葉に鈍い反応やったら、そんな席おもろないでぇ〜」と私が言うと、「いや、オモロイとかそんなんいらんねん。普通に彼女がそばにいてたらいいねんもん」と返す。「そんなん3日で飽きるわっ」というても、女にインパクトはいらんという。ふん、そんなもんかねえ。
私は酒もインパクトの強いのが好き。何度か書いた焼酎の兼八もその一例で、がつーんとくるのがいい。いいも悪いも何か残せよと思う。一口飲んでダメやった泡盛の白百合も、あれ以来一切口にしてないが、白百合の名前は忘れない。それはある意味、白百合は勝ったのだと思う。
で、こんな私を選んだとーちゃんに「やっぱ、女はインパクトやね」と言うと「それは違う」と即答。そしてこのマスク写真を喜んで見せる私に苦い顔をするとーちゃん。あらら、インパクトはいらんの?