昨日の夜、仕事を終えたのは9:30をまわっていた。やばい、約束の時間からかなり遅れている。サイゾーを連れてタクシーに乗り込み、おばちゃん家に向かう。
毎年7月の11日12日の2日間、おばちゃん家の近所の神社でちょっとしたお祭りが行われる。ずらりと夜店がならび、子どもの頃から行かない年はなかった。昔はおじいちゃんもおばあちゃんもいて、たいてい私は小学校の教室で梅雨空にため息をついていた。夜には雨上がるかな、上がるよね。そんな思いで一日を過ごし、夕方になって連れていってもらい、浴衣を着て夜店へ飛び出す。ヨーヨーをして、スーパーボールをして、イカ焼きを食べて、お参りをして…。なんであんなにワクワクしたんやろう、夜店の明かりに、太鼓の音に、一年で一番こころをときめかしていた日だったように思う。
昨日はすっかり遅くなってしまったので、アオコを含めて4人が待っていてくれた。穴子の白焼きや豚キムチ、酢レンコン、田楽、ハモと私一人分の料理を並べてくれている。「まあ、飲みー」とビールをついでもらい、その後おすすめの日本酒へ。おいしいなあ、お酒も料理も。夜店へも行かず、お参りもせず、ただ飲んで食べただけの大人のお祭りやったけど、これはこれで、いいんですー。
