十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

ゾル大佐からの招待状。

ショッカーワイン

昨日、あるものをいただいた。段ボールに包まれた箱の中身は知らない。「とーちゃんにお礼やから」と言われ、急いで帰りとーちゃんに「プレゼント預かってきたよ」と渡す。モノをもらうことが大好きな親父は「何?何やろ〜」とうれしそうに包みを手にする。送付状にバンダイと書かれてあったので、「おもちゃかなあ」と予想し、包装をめくると、箱に大きくショッカーのマークが。「へっ?」さらに箱を開けると中に“ショッカー日本支部”のワインと“ショッカースイス支部”のワインがそれぞれ1本と、ショッカーのマークが刻印されたグラスが2つ。「スゴイな〜これ」と驚く私たち。何がスゴイって、このセットには「狼作戦開始を祝い、パーティを開催する。仮装して出席されたし」とショッカー日本支部長ゾル大佐からの招待状のカードが封入されている。そして、「偉大なるショッカー首領と世界征服のために乾杯する」というメッセージの入ったシートも。
手が込んでいる。素晴らしい、そしておもしろい。こういう企画もんはワインとグラスだけではオチないし、こうした「パーティに参加する」というギミックが効いてくる。これを手にしたマニアの人の中は、リアルにパーティしている人たちもいるのかもしれないが、うちらは持ってるだけで充分。とーちゃんはへーっとしきりに感心した後、そそくさと箱を戻し、押入にしまいはじめた。「もうええの?」「うん」「で、どうするのこのワイン」「しばらく飲めんだろ〜」「まあな〜」そう、問題はそこ。飲んでしまうのはもったいないし、どんなときに飲めばいいのかが難しい。しばらくはお宝として大事にしまっておきましょか。しかし思い返せば、子どもの頃はマジでショッカー怖かったもんな〜。タクシーに乗るたびに運転手さんがニヤって笑って「どちらまで?」と振り返れへんかとビクビクしてたもんな〜。こうして見たら、このワシだかタカだかのマークって、こんなにかわいいのね〜♪