十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

飲み比べ誕生日。

カレラとミュルソー。

12日、2回目の成人式とも言える40歳になりました〜。成人して20年、大人の仲間入りして20年。早いなあ。あっちゅー間や。これから20年で60歳かあ。60歳の私は何をしてるんやろ。20歳のときの私が今の私を想像できなかったように、まったくイメージでけへん。少なくとも、かっちょええばーちゃんになってたいなあ。
てなことで、私と私の母親が同じ誕生日ということもあり、この土曜日、とーちゃんとアオコの4人でミナミのフレンチに行ってきた。冷製の前菜、あったかい前菜、魚料理、肉料理、デザートのコースをお願いして持ち込みの白ワイン2本を開ける。このうちの1本が、以前とーちゃんが清水の舞台から転げ落ちながら買ったフランスのミュルソー。それと飲み比べられるようにともう1本、アメリカのカレラ・マウントハーランを一緒に開ける。さあ、どれだけ違うんやろ〜、ミュルソーはどれだけおいしいんやろ〜。いただきま〜す♪
・・・・・・・あら、カレラの方がおいしいやん。ミュルソー酸っぱいで。ちゅーか、味薄くないか?「ち、違うんよ。もうちょっと経ったら開いてくるんよ」そうなん?じゃ、カレラからいただいていくよ。確かにこのミュルソーは1981年モノなので、開くまでに時間がかかるんかもしれへん。しばらくカレラをいただき、前菜を味わい、おしゃべりを楽しむ私たち。その間、とーちゃんはちょっと首をかしげながらミュルソーを飲み続けている。「どう?開いてきた?」と聞くと「・・・・これは失敗かもしれん」とつぶやくとーちゃん。このワイン、もう飲み頃がとっくに過ぎてしまっているのだ。とーちゃんは清水の舞台から転がり落ちて、落ちた先にあった塀にぶつかって、傷だらけになったような気分らしい。親父、撃沈。
その後、気を取り直して赤ワインとメインの料理をいただき、楽しく誕生日の宴は過ぎていった。店を出て、お母さんのわかれ、アオコととーちゃんとの3人でカラオケへGO!ドリンクにお酒を頼むが、とーちゃんはコーヒーでいいらしい。「ショックが大きすぎてな」と酒を飲む気にならないらしい。めげるなとーちゃん、今年もワイン頼むよ〜。