十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

そして、ひろし。

昨日の土曜日は、サイゾーをホテルに預けてとーちゃんとディト。お昼ご飯を食べに四ツ橋のカジュアルなイタリアンに行った。赤ワインを1本持ち込みし、生ハムやムール貝のグラタン、パスタなどなどを食べて白赤それぞれ1本のワインを2人で飲み上げてしまう。時間を見るとまだ2時なので、ちょっとぶらぶらしよか、となり地下のショッピング街を歩く。

「なあ、とーちゃん、カラオケ行こか」と誘うと毎度のことながら「いかへん」と首を横にふる親父。「ほら、ゴールデンウィークの旅行に備えて練習しとかなアカンのとちがうん?」というと「もう、完璧やから大丈夫」と言う。「それけどあれやで、意外と“ふるさと”は難しいんやで」「そやねん。♪まっつり〜はちっかい〜と〜の最初の“ま”の出だしをかなり下げとかんと、あと大変なんよ」とノってくる親父。「せやろ、ほら、やっぱり練習いるんちゃう?」と言うてるうちに、いつも行っているカラオケの近くにたどりつく。すると新しく300円ショップができていたので、ちょっと覗いてみることに。

「かーちゃん、これどれでも300円なんか?」と親父がふんふん鼻をならしながら聞いてくる。「なあなあ、このマガジンラックも300円なんか?すごいな」あんた、都会に住んで何年になるねん。浦島太郎か。安さと品揃えに喜んでいるとーちゃんは置いておいて私は食器コーナーへ。白の普通の食器がいろいろあったので、いくつかチョイスしていくと「なあなあこれええやん。これも300円なんやろ?」と持ってくる。レジに並ぶとしめて1800円くらい。「へー、こんだけ買うて2000円もせえへんねんな。なんかトクした気分やな〜♪」と喜ぶ親父。うらやましいくらい単純や。

てなことをしながらようやくカラオケへ。行ってしまうととーちゃんはノリノリでじゃんじゃん曲を入れていく。もちろんオープニングは五木ひろしのふるさと。またもや本人のPVを見ながら練習に励む親父。さあこれで、旅行の準備もばっちりやね〜♪