十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

投げてないのに。

痛いねん、ワシ。

休み明け初出勤となった水曜日、サイゾーは誰よりもハリキリ☆ボーイで最高のスマイルを振りまくはずだったのに、なぜか元気がない。なんかおかしいなあと思いつつ夕方になり、6時を過ぎていつものように散歩に出た。抱き上げるとき「ひー」と言うたり「きゃん」と言うて痛がる素振りを見せつつも、一応機嫌良く歩いているサイゾー。どうなんやろ、どっか痛いんかな、病院に連れていかなアカンかなと思いつつ、様子を見ていた。
散歩から帰って「なんかおかしいねんな〜」と同僚たちに話していたら「私も思ってました」「歩き方がおかしいよね」な声がちらほら。すると同僚S(イヌザイルの巻で登場済み。詳しくはhttp://d.hatena.ne.jp/chikuwansai/20080123)が「サイゾー、血でてますよ」と言う。見えると足先の毛に血がついている。「うわっ」「何で?」と言いながら、とにかく病院に連れていくことにした。
思わぬダーリン先生との再会。もう二度と会わないと誓ったのに…と百恵ちゃんのように揺らめく心とサイゾーを抱えて診察室に入る。「あ〜これ、爪が折れてますねぇ」「は?」「ほとんど根元からいってますねぇ」・・・・「すんません、何でこんなことに?」「多分何かに引っ掛けたんでしょうねえ」「あの、そういうことはよくあることなんでしょうか?」「まあ、ありますねえ」なことらしい。ひとまず、爪を根元から切ってしまって再生させるらしい。「それは、すごい、痛いの?」と聞くと「かなり痛いですね〜」とダーリン先生は涼しい顔で答える。「ここで立ち会いますか?」と聞かれ、どういう意味かと聞き返すと、私がそばにいることでサイゾーは私を「こんな痛い目にあわせやがって」と恨むことがあるらしい。「じゃあ、奥の処置室でお願いします」とその場を離れた。
しばらく経って診察室に呼ばれると、左手を包帯でぐるぐる巻きにされたサイゾーが。この姿、久しぶりや。「だいたい一週間くらいで治っていきますけど、しばらくは抗生物質を与えて、患部が炎症しないように包帯で巻いておきましょう」ということになった。「なんで?これ、なんで?」という顔で久しぶりの包帯に戸惑うサイゾーを連れ、家路を走る。
さすがに今日(木曜日)には包帯にも慣れ、上手に走りまわっとる。ま、これでちゃんとトイレにも行ってくれたら大丈夫やろうとホッと胸をなで下ろす。。。。。えっ?何ぃ?言うときますけど、今回は、私、投げてませんから。ホンマですからぁ!!