十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

嵐の後の嵐。

さて、昨日の火曜日。ニュースでもさんざん報じられていたように、近畿地方は局地的な豪雨に見舞われ、大阪市内と言えども瞬間に暗雲に覆われ、風と雨が舞い上がるものすごい天候になった、会社の中から外を眺め、「えらいこっちゃやな〜」と人ごとのように見ていたものの、サイゾーのお散歩タイムにはもう雨は上がり、帰る時間にはもうすっきり澄み渡るような気候。雨上がりのちょっと涼しくなった風を感じながら、サイゾーを背負いちゃりんこを走らせて家路を向かう。
昨日はとーちゃんが飲みに行って遅くなるというので、「うふぅ、缶チューハイからいこうか、それともいきなり泡盛ぃ?」とサイゾーと私だけの静かな時間に思いを馳せ、帰宅。がちゃっと鍵を開け、リビングに入り、電気をパチっとつけると…


オウ。。。オウ、マイ、ガーッド!!!


何と言うことでしょう。北側の窓が開け放され、その周辺が雨でびっちょびちょになっている。窓際に置いてあったCDコンポも、郵便物たちも、そして何より大事なノートパソコンのMacもびしょ濡れな状態。ひとまず、サイゾーをベランダに置き、「ちょ、ちょっと待ってな〜」といい放して落ち着いて状況を確認。すかさず雑巾を数枚持ってきて窓際から床からその周辺をキレイに拭き取る。最後にさらにきれいな雑巾でMacちゃんをキレキレ。ふぅ〜と一泊おいてからサイゾーの身体を拭き拭きし、家の中にいれ、もう一度Macをキレイに拭き上げる。ひとまずできるだけのことはして、不思議そうな顔で見ているサイゾーをスルーして、何事もなかったように缶チューハイをプシュっとあけ、アテを用意する。そう、こういうときこそ酒を飲んで落ち着かなければいけない。「マックは大丈夫なんやろうか」「iTuneで買った音楽データはどうなるんやろ?」「iPhotoの写真データは?」と自問自答を繰り返す。答えなんてないのに、どうなるかわからんのに…



一回マックを立ち上げてみるが、デスクトップの表示が正しく出ないので強制終了。ドキドキと波打つ気持ちをおさえ、ひとまず「マックを乾かそう」と思い立った。乾かすといっても、ドライヤーを当て続けるわけにはいかないので、とーちゃんの愛読書であるワケの分からん本を4冊持ってきてかましにする。ほら、こうしたら、底の部分も風が通って乾きやすいやん?(そんな問題?)



ほら、こういうときこそとーちゃんの本だって役に立つやん♪これで朝まで待ってみよう。朝にマックを立ち上げてちゃんと表示できなければ、急いでヨドバシに駆け込もう。きっと保証期間も残ってるからさ、ともうすでに泡盛のロックに切り替わっているグラスを空け、消えるように眠る。


さて、翌朝。おそるおそる、祈るような気持ちでマックを立ち上げてみると…



写ってるがな。ちゃんと出てるがな。やっぱり、「とーちゃんのワケの分からん本、かまし作戦」が功を奏したのだろうか。風が通って乾かしてくれたのだろうか。ようわからんけど、とりあえずMac復活!!やった〜♪!!!



といってもやっぱり乾き具合が心配なので(←そんな問題??)、もうちょっと本でかましてから会社に行くことにした。そのおかげか、とりあえずこうしてブログを書けてます。大丈夫なんかな、マジで。ノートのマックが、大雨にやられた後のケア法を知っている人がいたら、ご一報ください。絶対、ヘルプにも載ってないと思うので。