十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

いつかくる、そのときのために。

最近、つくづく思うことがある。それは最近私がハマっている「あたし・主婦の頭の中」(http://ameblo.jp/yuka703/page-1.html)を読んでいて「はっ、そういえば我が家は…」と気づいたこと。このブログは主婦のカータンさんが、日々のことをイラストメインで書き綴ってはるのだが、とにかくユニークで面白い。声を出して笑ったブログはここだけやないやろか?ジャニーズ(特に松潤)に夢中なカータン、風呂掃除中にうっかりカビキラーの付いた壁にお尻を当ててしまい、変な模様になってしまった短パンをはきつづけているカータンは、同じアラフォーということもあり共感することがたくさん。そのいろんな毎日の中で「カータン、いいなあ」と思うことがちょくちょくあるのです。


 「何ですのん、それ」

カータンのブログの中で、時々ご主人が出てくるシーンがあるのだが、ここのご主人はカータン(妻)のことを「あなた」と呼んでいるよう。「あなた、それは○○○」「あなたが○○だから」という描写がちょくちょく出てくる。私はこの「あなた」と呼ばれるちょっと尊敬交じりな感じが好き♪だって〜、昔〜、寺尾聡の歌の世界で、彼は大抵相手の女性のことを「あなた」と呼んでたやん?中学生かそこらのいたいけな私は、「いいなあ〜、大人になったら彼氏に“あなた”って呼ばれるんや〜」と勝手な妄想を抱いていた。トレンチコートを着た私に、妄想の中の聡が「あなたがいけないんだ」と愛するがあまりの言葉をつぶやく。ああ、大人の世界☆ そんな恋愛をするはずだったのに、「あなた」って呼ばれるはずだったのに…




 「ふっ、これが現実」

「なあなあ、かーちゃん、このお菓子食べていい?」「かーちゃん、そろそろシャツ買うて〜な〜」といつの間にか「かーちゃん」が定着してしまってるではないか!?結婚当初、年の割にウブなとーちゃんが「…なんて呼んだらいいのかな?」とドストレートに聞いてきたので「名前+さん」で呼んでとリクエストした。仮に私の名前が「サイコ」としたら、「サイコさんと呼べ」という決まり事にしたの。ま、当初私も「あなたと呼んで」というのもちぃと違うなあというのがあったので、さん付けでの呼び方に収まった。これはこれで好きな呼び方で、しばらくは「サイコさん」でうまくいっていた。ところが…




 「ワシかいなっ!」

そう、こいつが来てからである。。。。あっという間に2人の呼び方は「とーちゃん」「かーちゃん」になってしまった。ただの下町夫婦やないかい。「あなた」な感じのハイソ感はまったく消えた。聡の世界ははるか遠くに行ってしまった。子どもができたら呼び方が自然に変わっていくのはよくあることだが、犬でもそうなってしまうのね。あ〜あ。




 「知らんがな」

ここいらで一発、方向転換するべきかもしれない。「かーちゃん改め、“サイコさん”か“あなた”で呼んで」ととーちゃんにぶっちゃけてみるべきかもしれない。ちょっと未来を想像してみよう。病魔に侵されたとーちゃんが、病院のベッドで私につぶやく。「あなた、今までありがとう」・・・・ええがな、ジーンとくるがな。「私こそ、ありがとう。あなたと一緒でよかった」と素直に言えそうや。しかしこれが“かーちゃん”のままだったら・・・・「かーちゃん、今までありがとう」「かまへんかまへん、気にしぃな」と関西弁で返してしまうだろう、私。ドラマティックなとーちゃんの最期のためにも、そろそろ「あなた」に変えておきませんか、とーちゃん。えっ!?何か間違うてる?私。




【本日の置いていたサンマ】

前日の宴会で、結局冷蔵庫に置いたままになったサンマ。「どねしよ〜」と協議の上、ニンニクと唐辛子でソテーして、軽くワインを振りかけてイタリアン風に仕上げてみました。サンマにすごく脂がのってて、かなりおいしかった♪とーちゃんも最後の一切れまで「うん、旨い!」と喜んでくれました。残りの身はお酢に浸けてマリネししてみました〜。あ、二日酔い、結局夜まで続いて、あんまり飲めなかったので、缶チューハイ1本とマッコリだけにしときました〜。え?これまた、間違うてる?私。