お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、私の誕生日用に開けるととーちゃんが豪語した高級ワイン、結局飲まないままで終わっています。それは一つに、とーちゃんが風邪MAXでワインを飲める状態じゃなかったこと、そしてそんなとーちゃんを差し置いて、連休毎日外で飲み明かしていた私にも原因があると言えましょう。で、先日、風邪から脱しつつあるとーちゃんと晩ご飯を食べながら「あのワインはどないなるねん」という会話になりました。
「本音なとこで、開けるのもったいないねんやったら、もう別に無理して開けんでええで」とややなげやりに突き放してみると「いや、そんなワケないんよ」と返す親父。ただ親父としても、連日私が遊びほうけていたことに抵抗があるらしく、ネチネチと文句を言い始める。その文句をするっと流し、「で、どうなん、飲むの、飲まんの」と詰め寄り、一旦トイレに行って戻ってみると
親父、関西エリアの情報誌から店探し中。「何してんの？」と聞くと、「あんたが食べたい言うてるイタリアンでええ店ないか、探してるんやんか」と返してくる。ふふ〜ん、かわいいとこあるやんとーちゃんも、と思いながら私も一緒になって見ていたら…
なぜか犬も一緒に探し中。どんな足しになるのかわからんが、親子一緒になって私の誕生日を祝う場所を探してくれているようで、心なしかうれしい気分。「あ、ここ知ってるで」「あ、ここはもひとつやな」といいながら、とーちゃんと私で情報誌から店を探していたら…
「か、かーちゃんのお祝いにええ店は…」
「イ、イタリアンで…」
「ね、寝る」
と、犬は途中から爆睡モード。無理して付き合わんでええのにさ、そないまでして仲間に入りたいんかね。ま、そんなサイゾーの協力があったおかげかどうかわかりませんが、明日の土曜日、改めてあの2本のワインを持ち込んでイタリアンでお祝いをしてもらうことになりました。私は初めて行くお店です。うふ、楽しみ。もちろん、ちゃんとしたお店なので、サイゾーは行けませんよ。ごめんな、頑張って一緒に探してくれたのに、またホテルステイでひとつよろしく。
