十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

もしや、インフル?!〜そして愛の飯〜

金曜日の早朝、急激な悪寒で目が覚めた。ぞくぞく寒くて、かーっと熱くて、「あ〜、絶対熱。しかも高熱。私いま、赤いダルマ」と感じる明らかな症状。熱を計ってみたら案の定9度1分。しかしまったくもって、気分は「Why?」なのだ。その前の日は咳き込んではいたものの普通に元気やったし、自分が風邪をひきかけているという自覚はまったくなかった。なのになぜ、この熱。


仕方がないので会社を休むことにし、ふらふらの身体のままひとまず病院へ。点滴を受けて念のためインフルエンザの粘膜検査をしましょうと言われる。「へ?私?インフルエンザかもしれへんの?」とこれまたまったく予想しない事態。先生は「これだけ熱が一気に出るというのは、十分インフルエンザの可能性がありますからねえ」と言う。やだなあ、インフルやったら。しばらく待って診察室に呼ばれると「インフルエンザの陽性反応は出ませんでした」と先生が言う。「やった〜!!」と心の中でガッツポーズする私。しかし先生は「いや、でも、これまだ反応が出てないだけで、まだ可能性は高いんですよ」え〜っ。何それ。何でも、症状が出て12時間も経ってないので、陽性反応が出るのが遅れてるだけかもしれないんだって。ちっ。


家に戻り、仕事の連絡をするため会社に電話を入れたら、驚くことにアートディレクターのK氏(普段は鋼鉄のタフマン)と、ミリンでおなじみのMくんも9度以上の発熱で早退したと言う。もしやインフル蔓延?!な事態になっているらしい。おー、どういうことや。どこからウィルスが入ったのだろう。しかも同時多発だなんて。驚きつつもタミフルと頓服を飲んで大人しくしていたら、ぐんぐん汗をかいてきて、一気に熱が下がってきた。「やった〜!」と小躍りする私。熱さえさがればこっちのもんなんだよ。ワシはたたかう、この熱と。そして絶対勝ってみせる!!


夜になってとーちゃんが近所のお店で「嫁がインフルエンザかもしれんので、何か作ってやってもらえませんか」と頼んでくれて、ごちそうを持ち帰ってきてくれた。お店の人も「それは大変!何でも作りますよ〜」と協力してくださったらしい。。。ありがたい話や。こんなみすぼらしい40女のために、メニューにないものまで作ってくださったなんて。ほんとすみません。



おにぎりと、白菜のスープと、野菜サラダに豚肉の塩漬け。ここにはとーちゃんとお店の人の愛情がいっぱい詰まっています。このご飯のおかげか、今日はだいぶ熱が下がってきました。みなさん、ホント気をつけてね。奴らは突然やってくるから。