十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

河内長野ノスタルジー。

河内長野の駅に立ち、改札口を目指して階段を上がる。びっくりした!思わずそこに立ち止まってぐるりと見回してしまったほどに。だって、変わってなかってん!




ここは改札があるところね。一言でいうと汚いわ〜。ああ、こんなんやったと思いながら改札を抜け、学校へ向かうのとは逆の方向へ進む。和菓子屋があったり、本屋があったりして、ここはもちろん当時とは変わってました。さすがにGUTSはなかった。残念。




これは駅の西側にあるロータリー。ここは新しくなっていて、飲食店とかが入ってるビルとつながってました。ビルのひとつは「ただいま元気にリニューアル中!」っていうようわからん看板とともに閉まってましたけどね。





仕事を終えて、駅前のロッテリアでチーズバーガーを食べて一服。マクドじゃなくてロッテリアなのね。もちろん昔はなかったですぜ、ロッテリア。お年寄りが目立っていたのが河内長野っぽい。



 ※なんば行きが2番線からの発車でした。
改札を抜けて階段を降りる。あー、ここをコロコロと転げるように降りてたんやな〜。いつもゲラゲラ笑っていたような気がする。もちろん重い足取りの日もあったんやろうけど楽しかったことしか思い出せへんもんやね。なんであんなにおかしかったんやろ?毎日何をしてたんやろ?20年以上経った私が、スーツ姿でこの駅にいることなんかまったく想像してなかった。って、20年後を思うこともなかったな。




電車に揺られてボケッとしながら考えてみた。私がもし、この高校に行ってなかったら…。
河内長野までの通学を両親が考えてくれて、高2のときに大阪市内から堺に引っ越した。堺に引っ越して、妹は義弟と同じ学校になり、その後結婚することになる。そして2人に子どもができ、うちの親にとってはこれ以上にない宝ものになっている。私がこの高校に行ってなかったら、この甥っ子や姪っ子とは出会ってなかったのかも?ではそもそも、なぜ私がこの高校を選んだのか?・・・・思い出してみると、中3の受験前にお母さんが進学雑誌を持ってきて「あんた、ここを受けてみれば?」と見せてくれたのがはじまり。私立で共学、通学は遠いけど、良さそうな学校で、専願やったら合格ライン。。。それで決めたのだ、ここを受けることを。
そうか、ここで出会ったたくさんの友人も思い出も、甥っ子も姪っ子も、ぜーんぶお母さんにつながっていたのね。すごいな、お母さん。ほんで、ありがとう。





【本日のおまけ:そして王将は…?】

わかりにくいかもしれんけど、ありました王将。小さな看板が見えました。なんかホッとしたわ。