十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

我が家のキャンディーズ。

先日、家で泡盛を飲んでいたときのこと。いつもの定番の「どなん」「琉球」「龍」の3本をカウンターに並べる。



「なあなあ、なんかキャンディーズみたいやな」と私がひらめいた☆「ほらほら、左の龍がスーちゃん、真ん中ランちゃん、右のどなんがミキちゃんみたいやん?」というと、とーちゃんが「えー、そうかあ。ボクはどなんがスーちゃんで、龍がミキちゃんやなあ」という。あらそう?じゃあ、取り替えてみよっか。





「いいやん、こっちの方がしっくりくるわ」と親父はナットクしているので、これで我が家のキャンディーズ決定。ラン!スー!ミキ!GO!ズンズンチャーカズンズンチャー!(ヤングにはわからないね)を歌いながらごきげんになる私たち。この後おかわりの度に「じゃあ今度はランちゃんで」と親父が言い、「はい〜ランちゃん、ご指名で〜す」「ランでぇ〜す、よろしくぅ〜♪」と言いながらどぼどぼとグラスに注ぐ。


ええ、おバカです。(親父50歳、私41歳)






ちなみにこちらの2本は、その後ピンクレディに認定された。ここでもまたどっちがミーかケイかで論争に。「そら左の久米仙がミーやって。ミーの方が踊りが激しいねんで?わかってる?」「でもケイちゃんの方がかわいかったんちゃう?」「それはあんたの好みの問題や」と言い合い、よく知らない親父が折れて、久米仙がミー、於茂登がケイにようやく決定。ふう、疲れるわ。


ええ、確かに、どっちでもええ。(親父50歳、私41歳)


そんなこんなで初夏の夜が更けていったのでした。大人にならねば。