「あ〜、誰かさあ、昨日のうちのブログ見て、<じゃあうちの別荘をあげるよ>って気前よう言うてくれへんかな〜」
「な話、あるわけないやろ。ほんまとーちゃんは厚かましい性格やなあ」
「そうや〜ボクはとことん厚かましいんですぅ〜」
「ほんでなほんでな、ボクにお金がものすごいあったとしてな、ボク淡路島の家は安藤忠雄に作ってほしいと思ってるねん」
「へえ?私は別にそんなこと思いもせえへん。めんどくさそうやし、そこにこだわりないな〜」
「あほう。コンクリートに対するあの人の執着はそらすごいで。職人と言い合うところが見てみたい。忠雄は本気やからな」
「タダオ?イェ〜やな」(親指立ててね)
「それはタダオ違い」
「最近、タマちゃんが元気でな〜。ボクうれしいねん♪ほらシャワーでな、霧モードにして葉っぱにかけてやるとすごい喜ぶんよ〜」
「そうみたいやね。葉っぱもキレイにつやつやしてきたね」
「タマちゃんは南国生まれやからな。夏が好きなんよ〜」
「なんで南国生まれと言い切る?ワシが雑貨屋で買うてきたんやで」
「ボクにはタマちゃんのことは全部わかるねん!ヤシの実みたいな形しとったやんか」
「しかしあれやな、タマちゃん言うたら、今はキムタクやな」
「そうやな〜、あのCMすごいよな。なんか見てまうな。キムタクって芝居旨いなあ」
「おやとーちゃん、すっかりキムタク贔屓やな。なんやかんや言うて注目してるよね〜」
「うん、ボク、割に、キムタク好き♡」
「この豆腐おいしい♪しっかりかっちりしてて味が濃いわ〜。もう私マジでサンマと豆腐でこの夏やっていけるわ〜」
「そういえば昔、大峰山の修験道してたときにな、近所にごろごろ水で作った豆腐屋さんがあって、そこの豆腐がものすごい固くてな〜」
「ものすごいって、どのくらい?」
「一緒に修験道してた人がその豆腐をリュックに入れて山登っても崩れへん」
「へえ?そらかなり固い豆腐や。食べてみたい〜♪」
「その人が休憩の度にリュックから豆腐出してな、ちょいちょいつまんでるねん」
「そのおっさん、ある意味すごいな」
「そうやねん。ほんで夜もな、ご飯食べた後にその豆腐つまみながら酒飲むんよ。酒まで持ってきてたからな」
「何しにいっとんねん、ちゅー話やな」
「まったくその通り!」
「で、ものは相談なんやけどな、そのちょろっと一口残してる豆腐、私にくれへん?」
「・・・・別にええけど。食べえな」
「ヒュ〜♪ネギ載せて食べちゃお☆」
「ほんでな〜、また淡路島の家の話なんやけどな〜」・・・・・・