十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

アベキンへ。(2)空腹→満腹。

さて、その店に入ってぐるりと見渡すと、片隅には冷蔵のショーケースがあり、壁にはずらりとお品書きが貼られている。片隅のテーブルに座って「まずはビール」と瓶で頼み、「さあ、何を食べよっか」と壁を見る。丼ものや麺類、オムライスや焼き飯など、心躍るメニューばかりで悩んでしまうが、「やっぱり、これ!」と決定。えへ、普通においしかったなあ〜♪







そう、焼きそば。ソース味でね、キャベツ少なめな普通の焼きそば。「アンタ、そんなん食べるの?」と親父は怪訝な顔をしているが、いいんだよ。このぐうぐうと唸る胃袋を収めるのは焼きそばしかないだろう。とーちゃんはいらんと言うので、私一人でペロリしましたけど。えへ。







ビールの次はチューハイです。壁に「キリンレモンハイ」のポスターがかかっていたので、キリンレモンのハイなのか、キリンのレモンハイなのかとやいやい討論し、「とにかく飲んでみいな」となって頼んでみました。いやいや意外にスッキリおいしい。多分、キリンのレモンハイなのでしょう。ショーケースのアテを出して、レンジでチンしてもらってほちほちとつまみます。そう、そういうシステムなの、このお店。






この店、カウンターの奥に調理する男の人と、それをサポートするおばさん、ホールは若い女性一人の3人体制でやっているのだが、まったく無駄がなく、テキパキと動いて、見ていて素晴らしいコンビネーション。ホールの女性も地味やねんけど、ちょっと空いた時間にきちんとコップを拭いて冷蔵ケースに入れ、その冷えたコップは普通に水用で出してくる。うん、仕事が細かい。周りを見たら、日本酒一杯をちびちびやっているおじいちゃん、中華そばを愛おしそうに食べている自分を探し中な旅姿のお兄ちゃん、焼きそばとビールで延々話し込んでいるおばあちゃん2人組など、THE阿倍野なメンバーたち。すげえよ、吉本新喜劇でもなかなか無いようなシチュエーションや。と、味にもシステムにも金額にも満足してこのお店を出ました。もう満腹でね♪

この後いよいよアベキンへ向かったのですが、何を買ったのかはまた次回に。え?引っ張り過ぎ?