十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

だからワインはいらんから。

さて、曇り空の土曜日。し〜す〜は日曜日にお預けとしていたので、ちょっと近所をぶらぶらすることになりました。サイゾーはゴメンのホテル行きにしていただいて、まずはクリーニングを出しに行き、お昼でも開いている近所のお好み焼きのお店へ。まずはここで喉を潤し、腹を満たします。






うふう、またまた焼きそばよ〜♡す、好きなんだな、や、焼きそばが。とにかく腹ぺこだったので、こういうのでがっつりいきたいワケです。この後だし巻きやら漬け物などをいただきながら、昼下がりのひとときを楽しみました。







満腹になった私たちは、その足で近所のパラダイス☆大きな酒屋に到着。「缶チューハイを買う」のが目的でしたが、とーちゃんはそそくさとワインコーナーへ。この店には世界中のワインが揃っていますが、その中でもイタリアコーナーに直行する親父。「これでこの値段は高いなあ」とぶつぶついいながら掘り出し物がないか物色しています。「買うのは缶チューハイなんやで、缶チューハイ!」と言ってもまったく耳に入ってない様子。







夢中になって読んでいるマット・クレイマーさんの本に影響を受け、ぐんぐんイタリアワイン知識を吸収中なとーちゃん。その知識をフルに生かして、「う〜ん、買うんやったらコレかなあ」と探しています。いや、買わないからさ、ワインはさ。







ワインを買ってしまいそうな親父をようやく押しとどめ、サイゾーを引き取って帰宅。晩ご飯を軽くすませて泡盛を飲み、アテにとすくすく成長中の自家製セロリを初収穫してみたら、これまた旨いがな。こんな小さいくせに「ワシ、しっかりセロリだす」みたいな強い自己主張。ある意味無農薬ですからね、パラリと塩をかけるだけでかなりおいしい。お〜、これは期待できそう。







すると泡盛を飲んでいるというのに、「うちのワインにはええのがある」と立ち上がり、押し入れからワインを探し出しはじめる親父。いやだから、ワインはもうええって言うてるのに、犬まで混じって探してますわ。おい、サイゾーよ、お前のおいしいもんはそこに無いよ。







「今飲んでおいしいのはコレかな〜」と出してきたのはMARRAMIERO INFERI2003。マッラミエロとでも読むのでしょうか、後ろをみたらモンテプルチアーノ・ダブルッツオとありますね。ちょっと飲んでみたけど濃い濃い。こんな泡盛飲んだ後で飲むワインじゃないだろう。もったいないし。「明日でも十分いけるんよ」と言うてますが、明日(日曜日=今日)は寿司だろ寿司。寿司の後にワイン飲むんかい?・・・・・・いらんだろう、ワイン。