月曜の夜のことです。いつものようにとーちゃんと飲みながらしゃべっていました。ぷりぷりと歩いているサイゾーを見ながら「あのちょろっと伸びてきた尻毛がかわいい♡」と私が言うと(←変態?)、「そうや!かーちゃんっ、ボクも気づいたことがあるねんっ!!」と言う。えらい鼻息荒いで、親父よ。サイゾーの尻毛がどないしたというんだい?
牛肉焼いてね。あ、ミッフィーちゃんはスルーで。
「こないだからずっと左の鼻先がくしゅくしゅして気持ち悪くてさあ、なんか違和感があってん」まああるよね、そういうこと。「最初はサイゾーの毛でも鼻に入ってるんかと思って鏡で見てもぜんぜんわからんわけ。何やろうと思いながらずっと気になってたんよ」
「ほんで今朝、もっかい鼻の穴覗いてみたら、やっとわかってん!!なんと、くるくると巻いた3センチもある鼻毛がぺたっと内側に張り付いとったんよ!3センチやで。3センチ。スゴいやろ〜〜」・・・・ってそんな鼻毛で自慢されてもさ。てかサイゾーの尻毛まったく関係ないし。でもそこは相方として一応聞いてみた。「で、その鼻毛、捨てたん?」「うん、捨てた。あ!置いといたらよかったな。写真撮ったら証明になるもんな」・・・・ってそんな後悔されてもさ。別に親父の鼻毛がみたいわけじゃないねんけど。「そっか〜、惜しいことした〜。もったいね〜」やって。
「だってな、かーちゃん、あんな鼻毛、そうそうお目にかかれることないで」いや、そうかもしれんけど。「でもさ、とーちゃん、それぶちっと抜いたんやったら、また同じ毛根から同じタイプの長い毛が生えてくる可能性はあるんちゃう?」と言うとハッと目を輝かせて「そうか。そうかもしれんな〜」と期待している親父。また数ヶ月して伸びていたらきっと喜びの報告をしてくれることでしょう。てか、どうでもええよな、親父の鼻毛の話なんて。まさに不毛。(上手い?)