豊岡の駅前には4階建てほどのショッピングビルがあり、その中の飲食フロアで何か食べたらいいわ、と思っていたおばあちゃんを振り切って入ったのは商店街にある小さな食堂。「絶対こっちの方がいいって！」とかーちゃんが説得して暖簾をくぐりました。
「こういう店は“何でも揃ってる”からいいねん♪もう何にしたらいいか逆に悩むやん」とかーちゃんゴキゲン。丼もの、麺もの、定食もの、一品ものとホントに何でもあるので、がっつり食べたい人も飲みたい人も満足できるんですね〜。なるほど。「困ったときは食堂でみんな幸せ！」これ覚えておきましょう。
とーちゃんはすっかりおなじみの目玉焼きをオーダー。「おかあさん、ボクもね、年取って最近は白身派なんですわ〜」「あらそう、私は逆に黄身派になってきてね〜」と卵トークしてました。ここのお店は年配のおじいさんがホール（というのか？）を担当していていまいち不安だったのですが、何とか切り盛りしているよう。お品書きをよく見ると「手作り餃子」があったので、餃子好きのこの一家、もちろんのこと頼んでみました。
この餃子がめちゃくちゃヒット☆皮は薄くてパリッとしていて具もジューシーで期待以上の出来映えです。「いや、この餃子おいしいわ♡」と餃子にうるさいこの親子も星3つの納得ぶり。おばあちゃんは気に入ったあまり「お持ち帰りを10人前」オーダー。っておばあちゃん、気に入り過ぎやろとかーちゃんが突っ込んでいたら、「すんまへん、うち手作業で作ってますさかいにな」という店側の申し入れがあり、結局5人前のお持ち帰りになりました。店のおじいさんとの意思疎通が難しいところがあって、この餃子のそばにポロンと置いてあるどこから見てもウィンナーは、おばあちゃんが「ベーコンポテト」と頼んで出て来たものです。・・・ね？パラダイ〜ス☆
最後におばあちゃんが頼んだ焼きめし。チャーハンじゃなくて、焼きめしなんですね。う〜ん、家庭の味！と半分手伝ったかーちゃんが喜んでいました。でもこのボリュームに「学生じゃないんだから」と後半はツラそうでした。スプーンもやたらデカイし。
ということで全4回にわたってお送りして来た旅のレポートもこれでおしまい。楽しんでいただけましたか？ムダに長引きましたかね。ボクの出番はまたしばらく先になると思いますが、皆さんがリクエストしてくれたらまた登場できるかも。えへ♡ボクのファンクラブとかできたらどうしよ。
ということで、チリチリ頭で爆睡しているかーちゃんと共に、さよ〜なら〜！
【旅のおまけ：北近畿鉄道殺人事件】
かーちゃんが豊岡駅でホームをうろうろしていたとき。とーちゃんが近付いて「ちょっとあんた、そのへンに立ってみ。まるでドラマみたいやから」と言い、とーちゃんが立ち位置を指示し、カメラを手に撮影。「う〜ん、まるで北近畿鉄道殺人事件やね。火サスね、火サス」と喜んでいました。どんな写真かと見たところ…
へ？どこ？かーちゃんどこ？「ちょっとちょっとよう見てよ〜。この赤いカバンが目印でわかるやろ〜」だって。ポールと同化してるし。写真のセンス、まったく無し！
