十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

返ってきた忘れ物〜トノになった日〜

私が東方神起の洗脳を受けたのは去年の夏のことでした。「恋、したいわ♡」と思いながらも役者やミュージシャンにときめくこともなく、仕事と家事(え?)に追われる毎日。自由になる時間があるわけもなく、恋なんて遠くどこかに置いてきた忘れ物のような存在でした。ところが東方神起にやられた友人K、Y子、妹のクローバーとアオコに囲まれて一晩過ごした結果、ご存知のようにあの忘れ物は私のもとに返ってきました。その後勧められたDVDを見ていくうちに5人の中でもユチョンに心を奪われ、友人ayako(いき)もいつしか洗脳を受けてユチョンにドボン。LINEで情報交換しながら、ユチョンへの思いを募らせる毎日。しかしとーちゃんはこういうことにまったく興味を示さないため、私一人の限られた時間(それは風呂中とか、とーちゃんが寝た後の深夜)に、まるで隔離された者のようにひそかな楽しみを続けていたのです。
















洗脳された日からおよそ6ヶ月以上が経ち、私のユチョン好きにも少しは理解をしはじめてきたとーちゃんに、新たな局面がやってきました。それはつい先日、私たちのダンナや彼氏に、東方神起メンバーの名前を当てはめるという遊びがはじまったことがキッカケでした。ジェジュンならぬ「カジュン」、ユチョンならぬ「ヤチョン」、チャンミンならぬ「コイチャンミン」、そしてユノならぬ「トノ」(注:ジュンスにはまる人はまだ現れておりません)。とーちゃんにはリーダーであるユノをもじった「トノ」という名前が与えられたのです。「何よ、それ」と最初は怪訝な顔をしていたトノでしたが、「ユノはね、リーダーやねん。背が高くてシュッとしてて、ダンスがめちゃくちゃ上手いねん。責任感の強い真面目なタイプでな。ほんま、とーちゃんピッタリやわ♡」と私が言うとまんざらでもない様子。「ん?そうなん?」となりまして、
















「でもそのメンバーじゃな〜、ちゃんとでけへんしな〜」とほろ酔い感も手伝ってニセモノ東方神起の話で盛り上がる我が家。うう、こんな話ができるだけでもワタス幸せ♡「コイチャンミンてどやさ〜」と突っ込んでは喜んでるトノに「一回みんな集まって歌って踊ってほしいわあ。めっちゃ盛り上がるのに」というと、「ん?」となり、「何練習したらええの?」とキタ。「そらやっぱり、彼らを代表する素敵なナンバーと言えば、呪文〜MIROTIC〜やね」と言うと、















「呪文??じゃあ僕らは呪文ならぬ“襦袢”にするわ」で爆笑。ジュバンて、めっちゃおっさん臭くて笑けるwwwニセモノっぽさもええがなwwwと盛り上がりました。とはいえまだ油断はできません。まだトノは一緒にライブやドラマを見ることを良しとはしていないのですから。私の恋はまだまだオープンなものにはなりませんが、地道にただ粛々と思いを全うしていこうと心に決めています。いつかトノが自ら「襦袢」を歌い、踊ってくれるその日が来ることを信じて。LOVE FOREVER♡