昨日はうちのお父さんの3回忌でした。3回忌ってことは丸2年経ったということ。私の人生のなかで、お父さんのいない割合が45分の2になったのですね。うーむ、まだまだじゃ。法事は1時半からなのですが、11時には家を出てサイゾーをホテルに預け、高島屋でお供えを買ってから電車で我が実家へ向かいました。
駅から実家まで徒歩で約10分の道のりの途中に、いい雰囲気の喫茶店があるのでここに立ち寄るのを計画していたの。朝から何も食べていなかった私たち、「お腹すいたから何か食べるで」「やめときぃな。法事の後の食事食べられへんようになるで」「でも空腹で酒を飲むのはかなり危険や」などとやいやい話し合い、反対するとーちゃんを振りきってサンドイッチをひとつオーダー。あんまり期待してなかってんけど、卵は焼きですよ。理想形☆とーちゃんにひとつ分けて、きれいにペロリしました。これで法事中にお腹がぐーぐーいう心配ナシと。
1時間弱の法要が終わり、近所の和食屋さんで精進落としです。1年前の一周忌でもここにお世話になりましたね。ビールで献杯して、贅沢な和食の数々をいただきました。が、いざ箸をつけようとしたらお腹が減ってないことにハタと気づいた。「やばい、食べられへんかもしれん」と思ったものの、焼酎のお湯割りにスイッチした頃には食欲も麻痺してほとんどの料理をペロリしていました。おほほ。人ってつねに限界を超えていくものなのですね。まあこんな風に3回忌が無事に終わったのですが、あのときを思い出すと必ずよぎるのが震災のことです。お父さんのお通夜の日に震災が起きて、ちょうど家で夜伽の用意をしていたときに地震が発生し、大阪もわずかながら揺れました。その後バタバタと車で出かけて会館にずっといたので、あんなにひどい被害になっていることを夜中になるまで知りませんでした。この現実からお父さんが目を逸らしてくれたのか、とも当時は思ったものでしたね。まだ2年、もう2年、復興もこれからのようで、お互いまだまだ時間が必要なようです。