十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

我が家の塩昆布論。

「…ってことでな、東京の人は神宗知らんのよ。びっくりやったわ」「へえ。でもま、賢い戦略かもな。551もそうやけど商圏を限定するのは今になってみれば大事なことやもんな」と、マーケ的なカシコトークに展開するのかと思いきや、なぜかそもそも塩昆布とは?という方向へ話が流れていきます。

 

「とか言う私もさ、別にそんなに神宗の塩昆布好きでもないんよね。私は潮吹いてる系の方が断然好きなんよね♪」と言うと、「あ、ボクもや。やっぱり佃煮系のよりも乾燥してる方がええよなあ」と珍しく意見が一致。塩昆布を大きく分類すると、じっくり煮込んだ佃煮のようなタイプと、乾燥して潮をまとっているのと2タイプありますよね。「じゃあさとーちゃん、潮吹きタイプには四角いままのと細切りになってるのあるやん?とーちゃんはどっちが好き?」と聞くと、「うーん。強いて言うなら細かい方かな?」「そうやんな!私も細切り派!!」とまたしても合意。「ぬくいご飯に細かい塩昆布交えて食べるのが子どもの頃から好きやねん。四角いのってどう食べたらええのか困るんよね。歯でちぎりながら食べるのもなんか違うし、ご飯とのバランスを取りにくいし…」と言うと、私の言葉を遮るように「アホやなあんた。知らんの?」と言う。「何をいな」「四角い塩昆布には四角い塩昆布の食べ方があるんよ」

 

まずは茶碗に3分の1くらいの量のご飯を盛ります。そこに塩昆布2枚置いて、さらにご飯を盛ります。ご飯でサンドしてる状態やな。さらに上に1枚置いて、ご飯の熱で塩を溶かして旨みを広げるわけ。その状態を見切ってから上からご飯と昆布を食らっていく。サンドしてる方なんてもうしっとりしとるわ。それを味わいながら、最後は茶漬けにして一気にフィニッシュや!これやったら塩昆布3枚でいけるがな。

 

「それってな、潮吹きタイプの意味あれへんのとちゃうん?」「だから素人は困るんよね。塩ならではの旨みが出るんよ」ならしいです。我が家が理想とする塩昆布は乾燥細切りがベスト、でも四角は四角なりに楽しむよ、という結論となりました。興味のある方は“潮吹き四角昆布とーちゃん流”を試してみてくださいね。私はやりませんけどねw

 

 

 

 

わざわざ挟むか?塩昆布。

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