十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

似ているふたり。

この一週間ほど、どうもサイゾーがお尻をペロペロ舐めていることが多く、「やめなさい」と注意したら「怒りないな」とばかりにケツをペロペロした舌でチューとしてきて「さらにやめなさい」ということが多くてですね、こりゃ肛門腺が溜まってるのかなと思い、昨日病院に連れていきました。ここの病院は看護師さんも受付嬢も美人さん揃い。ソファで待っていたらキレイなおねいちゃんが「すみません、いつもの○○先生が詰まっているので他の先生でもよろしいですか?」と膝をついて言われ、女の私でもつい「はい、いいですよ」とニッコリ返してしまうほど。おねいちゃんは可愛いに限るなあ、やっぱり。

 

 

 

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病院でのサイゾーは比較的おりこう。肛門に体温計を刺されても、血を抜いても暴れたり歯をむくことはほとんどありません。しかし昨日は肛門を絞る時間が結構長くて、さすがのサイゾーも「はて?」と思った模様。先生の方に顔を向けて「やめろや」となりかけたので、「先生、かわいい看護師さん呼んで」と思わず言うてしもた。「かわいい」は余計やったなと思っていたらすかさずヤングでかわいい看護師さんが来てくれて、サイゾーの身体を一緒に押さえてくれました。こうなると女好きのこの犬は、おねえちゃんの胸に顔を近づけて「まんざらでもないな」な感じになって落ち着くんだよね。わかりやすいけど、どうなんだかね。

 

 

 

 

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そんなサイゾーを動物病院にそのまま預け、私たちは九条の居酒屋で昼酒を堪能しました。夕方に病院へ引き取りに行き、帰ってしばらくしたらこの有様だよ。親父と一緒に電池切れてました。しかしこの2人、ほんと良く似てる。犬は飼い主に似てくるっていうけど、かわいいおねいちゃんにはどっちもデレデレやからね。そんなとこ似なくてもいいのにね、まったくね。

 

あ、サイゾーのお尻ペロペロはまだちょっとしていますが、多分治っていくと思います。お尻に顔を近づけて「はっ」と気づいて止めたりしてるからね。たいしたことなくて良かった良かった。