十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

黄身恋し。

昨日の晩ご飯は鯛しゃぶでした。薄切りの鯛に木綿豆腐、菊菜、三つ葉、海老を用意してシンプルに。こういうのええなあ。なんぼでも食べられるわあ。年寄り夫婦にはちょうどいいね。最初に缶チューハイでプシュっとしながらいただきましたが、気になるあれ、そう黄身ね。ブログを読んだであろうとーちゃんは、何も言わずに1個ずつお皿に入れてくれました。ケチくさい言われて仕方なかったんやろな。けけけ。せっかく出してくれた黄身ですが、これを甘ったるいチューハイでいただくのはノンノンノンやん。なので缶チューハイ後のいつもの泡盛タイムまでグッとこらえました。

 

 

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見よ、この黄金のかがやき。ほおずりしたくなるような艶やかさ。たまらにゃい。お箸を入れるとまとわりついてくるねっとり感。キターーーー!想像した感じ。しばらく目で見て堪能した後少しだけ割って口に入れてみたら・・・・・・・。「味、濃いな」「え?そう?」「私にはちょっと濃いかな。浸透圧かけすぎちゃう?」「そんなことはないやろ」と親父も一口入れてみて・・・・・「うん。ボクにはこのくらいがいい。アテにサイコーやん」と言う。その後ゆっくりじっくりと堪能していくうちに、私もこの味に慣れていきました。

 

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ちびちびと、それはもうちびちびと、箸の先っちょに付ける感じで舐めるようにいただいてたら、「ボクは日本酒に合わせたいなあ」と親父が言う。確かにそれも合う。それも合うけど「私は禁断の白飯に合わせたい」と言うと「それは鉄板や」と親父も賛同。しかしついこないだ「締めていくで!」宣言をしたワタス、そうそう撤回するわけにもいかんしとグズグズ言うていたら「ええやん、こんなんしょっちゅうあるものじゃないねんから、かーちゃんが一番食べたい方法でやってみいな」と悪魔がささやく。あらそう?じゃあ明日の朝、ご飯を炊いといていただけるかしら?となりまして…

 

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今朝、約束通りご飯を炊いてくれました。「やっちゃっていいですか?」「どうぞどうぞ」となり、炊きたてのぬくご飯の上に黄身様を静かに鎮座させ、タレを少し振りかけた。くぅ〜〜。なんやこの完璧感。いつまでも見てたいやんかいさ。何が合うかな?と考え、高菜の漬け物とちりめん山椒を少だけスタンバイ。さあ、いよいよかき混ぜるで!

 

 

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それはまるでウニご飯。濃厚や。たまらにゃい。後から気づいたんやけど、海苔を合わせるくらいで良かったかもしれん。大切に大切に噛みしめて一粒残らずいただきました。ほんと皆さん、時間はかかるけど簡単なのでぜひやってみてください。味噌でやる方法もあるんやけど、こっちの方がもっと時間と手間がかかるからね。醤油と味醂で十分だと思います。浸透圧は3日でええかも。3日目くらいから毎日1つずつ食べていくのもいいかもね。絶対おすすめ!さあ、レッツゴー!