そんな騒ぎも落ち着いて、いつもの穏やかな日々を送っていたらとーちゃんが思わぬことをつぶやいた。「今日な、ダンベル取ろうと思ったら、ルンバの上になんかあるんよ。最初ネズミか!と思ってビックリしたんやけどな、それがまさかのや。ちょっとかーちゃんも見てみ」と言われ、恐る恐るルンバに近づいてみたら…
なんじゃこりゃー!あの靴下やん。なんでここにあるの?てか、あれから何日経ってるの?なんで忘れたことにも気づいてないの?はあーー?とプチパニックになるあたし。大の大人が人ん家に靴下忘れてなにも言うてこんてどういうこと??意味わからん。「これ、写真撮ってインスタに上げてええかな?」ととーちゃんに聞くと「かまわん。戒めや」となり早速UP!
「やばいね」「衝撃すぎてお腹痛い」「ひでえ靴下」とインスタにコメントが入れば、Twitterにも反響が続々。靴下の持ち主であるS氏はあの日酔っ払ってバタンキューだったので記憶がなく、「これ僕の?素足で帰ったのかな」と曖昧。しかし紺色のチビ靴下なんて他におらんでしょとあちこちから矢のようなコメントがグサグサ入り、最後には「親が泣いていると思います」と降参状態に。S氏は普段からあちこちになんでも忘れてくる忘れ物王子なので、彼の伝説がまたひとつ増えたと終結を迎えたのでした。
そして翌朝、清々しい朝に一人そわそわしている女がひとり。昨夜のTwitterのやりとりを目にして真っ青にながらオロオロしておりました。そう、靴下の真犯人は彼女。うちの妹のアオコだったのです。「もう皆さんのやり取り読みながら焦るし申し訳ないし笑けるしどうしたらいいのかと思いました。名乗り出る勇気ないわぁ、どうしよう(u_u)」やて。そらそうやわな。そして真犯人の登場に朝からざわつくタイムライン。しかし不思議とアオコに責める人はおらず、この事件は本当の終わりを迎えたのでした。
紺色のチビ靴下といえばS氏という刷り込みが捜査を狂わせたわけですが、真犯人の自白によって事なきを得ました。皆さまお疲れさまでした。事件の再犯を防ぐ方法はたったひとつ、「人の家で靴下脱がない!」これだけです。