さて、昨夜のこと。とーちゃんといつものように晩ごはんを食べながら泡盛を飲んでいたら、今度の7月の結婚式の話題になりました。「とーちゃん、そろそろスーツ入るか確認しときや。いうてもあと1ヶ月半ほどやで」と言うと「せやな」となり早速スーツを持ってきて着替えをはじめました。まずジャケット。OK！ちょっとピチってるけど大丈夫やね。次にパンツ。ん？パンツ？おいおい、え？はい？………なんとかウエスト閉まったけど、腹が、腹が、ぽっこりやん！乗ってるやん！「ふー。息止めたら、な、な、なんとか、なるで」アホか。とーちゃんは細身でお尻もペタンコな体型で、スーツ着るとスマートに着こなせる漢でしたが、すまんけどもう見る影なし。こんなとーちゃん初めてみたわ。可哀想で写真もよう撮らんかったくらい。
「どないしよ」とシュン太郎になってうなだれる親父。「僕の人生でこんなこと今までなかったのに」と落ち込む親父。ほんま加齢って恐ろしいね。「でもまあええやん、とーちゃんの年齢やったらその体型でも普通やよ。今のサイズに合うスーツ買いにいこうや」となぐさめると「イヤ！」と言う。はあ？ほなどないすんの。
ほんだら言わしてもらうで。あなたのそのぽっこり腹の原因は、間違いなく炭水化物の摂り過ぎと有酸素運動不足です。筋トレをどれだけ頑張ったってそれだけでは腹は凹まん。知ってるよね。わかってるよね。ほな残された1ヶ月半で何ができるか。徹底的に炭水化物を止め、歩くか走るかを習慣化するしかないわな。やるか？やれるか？どないや！
「や、やる！とーちゃん糖質制限やる！」と言いよったで。ほんまかいな。1日二合の米食べてる習慣を止めなあかんねんで。「ほんだら何食べたらいいの？」と聞いてくるので「豆腐、野菜、肉、魚やね。とにかく腹減るから豆腐食べ。あとは空腹に慣れることが大事や。ぐうぐう腹がなるけどこれは幸せの音やと思って耐えるしかないね」とレクチャー。「わかった。僕はやると決めたらやりきる漢や。明日からやる！」と宣言出ましたが、「まあ焦りな。炊飯器に今日の米残ってるからこれを食べきってスタートしよ」となり、それでも「手始めに明日の朝歩いてみるわ」と言うので、それは頑張りなはれとなってこの話は落ち着きました。
そして今朝。目覚めてリビングに行くとソファでホゲホゲしているいつものとーちゃんが。「で、歩いてきたん？」と聞くと「ううん。寝坊してもうてん。てへ」やって。寝坊もなにもまだ時間あるからやろうと思えばできるのにね。ふーん。「残ってる米、食べなあかんからな」と丼鉢に米をよそい、いつも通りに食べてる親父。。。さてとーちゃんのこの糖質制限、これからどうなるんでしょうか。やれるんでしょうか。劇的に変身するのでしょうか。期待せずに見守ります。
