発症した犬。
またまた犬の話です。高知から帰ってしばらく経った頃やったかな、サイゾーが粗相をしました。私が風呂から上がったら暗い廊下にサイゾーがいて「あれ?」と思ったらそこにウ○チ、寝室にはそれなりの量のシッコが。この前にくるくる回る行動をしてたのも気になっていたので、「ああ、痴呆の症状やな」と瞬間でわかりました。本人に気にさせないようにとーちゃんと手分けしてささっと片付けこの日は何事もなかったかのように終わり、以降注意深く見るようにしていますが今のところ症状は出てないようです。
先日、月一の動物病院に行ったのでテンダラー先生にこんなことがあったと告げると少し顔を曇らせて「それは老化ですね。脳が萎縮してきてるのでしょう。いわゆる人間と同じ認知症です。ぼーっとしてたり夜中に吠えたりすることはありませんか」「ありますね」「そっかー。サイゾーくん15歳やからしゃあないなあ。どうすることもできませんね」「そうですか」「でもねお母さん、ガンにもならず毛艶もいいし、しっかり食べて歩けてる。まあ目は見えてないけど綺麗ですよね。この子は良い歳の取り方をしてると思いますよ」とサイゾーを触りながらテンダラーが言う。「そうなのかもしれませんね」と診察を終えて部屋を出ました。いつもの肝臓の数値は少し高かったけど「このくらいは気にしなくていいです」の範囲で16000円払って帰宅。テンダラー、安心やけどたけーよ。
金曜日は久しぶりにサイゾーを連れて出勤しました。ちょっとは刺激になって夜もゆっくり眠れる(私も犬もとーちゃんも)かなあと思ってね。粗相の話やテンダラーに言われたことをうちのボスに話すと「15歳やろ。確かうちの犬もその歳に認知症発症したわ。それから2年生きたけど最後はオムツになって、ご飯も食べられへんようになって、スプーンでご飯を食べさせてたもんな。ツライと思うけどサイゾーはあと5年生きるかもしれんし明日かもしれん。そういう年齢になったんやと思っといたほうがええで」と言われました。3匹のダックスを見送ってきたボスに言われるとドスンとくるね。「その覚悟をしておきます」と返事して、足元でワンスカ吠えてるサイゾーに「お前うるさいよ!」と怒ってたら「まあこいつ欲深いからまだまだいきそうやけどな」と言われたけどー。
犬の認知症を遅らせるにはやはり刺激がいいらしい。散歩のルートを少し変えたり、マッサージしたり、おもちゃで遊んだり。うちは目が見えてないからおもちゃはもう関心ないんよなー。朝のこさんぽを欠かさんようにして、オイルマッサージでもしてやるか。あと会社に行く頻度も上げるほうがええかな。あと何ができるかなあ。
そういえばこの年末年始、真冬のさっむいときに高知に行こうかと考えています。年末に入ってお世話になってるターン家の大掃除してあげて、一緒に紅白見て年を越し、元日にてっちりでも3人で食べようかというプラン。まだあくまで予定やけどレンタカーのフィールダー安かったしさ。ターンにもサイゾーにも刺激になったらええなあと思ったり。年寄りたちに元気でおってもらうために、私たちができることはまだまだあるかもと無い知恵絞って考えてます。