十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

ルミ子はなぜ若々しいのか。

「かーちゃん、ボク欲しいものがあるねん」と果てしない物欲をもつとーちゃんが話しかけてきた。「またかいな。今度はなんや」「今日さ、ルミ子がテレビに出てたやん」「ああ、ちょっとだけ見たわ」「ほんでな、なぜルミ子はそんなに若々しく美しいのかっていうテーマになってな」「そらあんた、ルミ子ほどにもなればかけてる金が違うわな。もうあれやこれや」「ほんでなルミ子、ナイショ言うて教えてくれへんかったんよ」「ルミ子もそらテレビで言われへんことをあれやこれや」「ところがひとつだけ教えてくれたんがこれやねん」と見せられたのが足首や手首につけるオモリ。ウエイト言うらしいけど単なるオモリ。「ルミ子これ付けてるんやて。すごいやろ。片方2キロやで。ボクこれ付けてウォーキングしようと思うねん」。2キロて結構あるで。こんなん付けて歩けるんやろか?「3キロのもあってんけどよう考えたらうちの猪木(ダンベルやで)も3キロやん。さすがに無理やと思うから2キロにしようと思ってな」。とーちゃんイメージによると、オモリを付けてしばらくウォーキングをして、外したときには少なくとも倍のスピードで歩けるようになってるプランらしい。「そらもつすごいで。ピューっと行くで」って漫画か。「で、なんぼすんのそれ」と聞くと、4000円くらいと言う。「両足でやろな」「もちろんや」「ほならかまへん。あんたルミ子効果でもう売り切れちゃうか?」と再度見たところまだ在庫ありで買えるという。「ちゃんと付けやー」と念をおして購入しました。

 

 

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そしてさっき届いたオモリがこちら。あのな、重いわ。持っただけやけど想像以上に重いわ。これ足に付けて歩くてか?無理無理。さしずめよちよちの生まれたての子鹿状態かトボトボの奴隷さんになるて。私は休日に家の中で付けてみようかと思ってたけどそれすら無理ちゃうかな?とーちゃんはプラン通りオモリを付けてウォーキングできるのでしょうか。果たしてどうなることやら。この子をルミ子と名付けて様子を見ることにします。しかしルミ子、意外と地味な美容法なのねー。