十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

冬の札幌、すすきの編。

札幌に泊まると決めたとき、さすがにひとりで慣れない町をふらつく自信がなく、SNSでつながっていて大阪でもお会いしたことのあるロペスさん(日本人やで)に勇気を出して連絡を取りました。ロペスさんは私より少し年上の札幌在住の男性。快諾してくださり「地元の人が行く庶民的な店希望です。できればジンギスカン食べたいです」と厚かましくもリクエスト。そして当日、仕事を終えてホテルでまったりしているところに連絡が入り、待ち合わせ場所に向かいました。

 

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指定された場所はすすきの駅のそばにあるカウンターだけの立ち飲みのお店。「まずはここでちょっと引っ掛けましよう」というプランです。素敵や。サイコーや。地元のサラリーマンが賑やかに肩を並べるなか、私たちも久しぶりの再会というギャップも照れもなくやいやいと話しながら肩を並べて乾杯。高まるう

 

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上の写真の左の白いやつ、高野豆腐ちゃうで。「たちかま」と呼ばれる鱈の白子のかまぼこです。「岩内というところに有名な店があってね」と教えてもらいつつ食べてみたら、想像以上にもちもちとした食感。かまぼこというよりお麩のような感じか。そして右のやつ、鰊のきりこみというお料理で北海道では冬の定番珍味なんだって。鰊を麹で漬けてあって、美味しいに決まってるやつ。「これとーちゃん大好物ですわあ」と言いながらロペスさんは日本酒にスイッチ。そして下の写真はエイのお刺身です。エイって新鮮じゃないとアンモニア臭くて刺身できないんだな。まったく臭みもなく淡白なお味としっかりとした食感でした。うまうま。

 

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まだまだここで飲めましたが次のお店へ移動。そう、待望のジンギスカン!鉄板が並ぶカウンター席に案内され、「やっぱりビールでしょ」と再び乾杯。あたし普段そんなにビール飲みませんが北海道のサッポロの生はやっぱり美味しいな。くいくいいけるな。選択肢がサッポロビールだけなんも好感やわ。裏山やわ。「お肉はいろんな種類があって食べ比べてもらいたいんですよね」と言われ、はい、お任せします!

 

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ロペスさんのお話によると、道内でもジンギスカンのタイプやタレの違いがいろいろあるらしい。このお店は焼肉のように肉を焼いてから醤油だれ、ゴマだれ、塩から選んで後付けで食べるスタイルでした。「肉の違いわかります?」と聞かれたけどほとんどわからん。どれも良質な赤身でほんと新鮮。なのでパクパ入るけど罪の意識はまったくナーシ。ちなみに北海道の人はお家でジンギスカンをやるのでこの鉄板が一家に一台レベルであるらしい。大阪のたこ焼きみたいなものか。

 

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もやし、玉ねぎ、白ネギを追い注文して羊から出た脂にまみえていただくスタイル。この野菜もまた美味しい。毎日これ食べてたら絶対痩せるよね。最高のダイエット食やわ。こうして時間ギリギリまで食べて飲んでお店を出まして・・・

 

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羊の匂いをプンプンさせながらしっとりとした和食のお店へ。せっかくやったのですがもうお腹いっぱいなので日本酒だけいただきました。ロペスさんは翌日朝から健康診断のためここではウーロン茶をチョイス。仕事の話、自転車の話もたくさんできて、ほんとあっという間やったな。ロペスさんのおかげですすきのの夜を満喫できました。ありがとうございました!

 

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次回は寒さ対策についての結果を報告します(多分)。あのアイゼンが役に立ったのか、極暖は極暖だったのか。冬の札幌行きを予定している人必見の内容になるでしょう。お楽しみにー!(え、いらん?)