抱けない犬。17歳になって。
おはようございます。台風接近の土曜日です。今日とーちゃんは京都へお友だちとハイキングの予定でしたが晴天の狭間の台風をくらいやむなく中止となったようです。残念。さて、サイゾーがこの6月に無事17歳を迎えましたが、やはりいろいろと変化が出てきています。今回はそのあたりをまとめておきます。後で振り返るときの参考にもなるからね。
先日、2ヶ月ぶりにいつも診てもらっているテンダラー先生のところに行きました。健康診断のために血液検査をしてもらったところ、肝臓の数値をはじめほとんど問題ない。「ちょっと数値が高いところも許容範囲ですから気にしなくていいです。心臓の音も問題なし。お腹が腫れてる感じもないですね」と聴診器を外しながらテンダラー先生は言う。「そうですか。それは安心しました。けどね先生、最近困ってることがあるんです」
私たちが休日に外出するとき、サイゾーはだいたい気配を察して「俺も連れてけー」となってたのに、ここのところ外出を嫌がる、というか抱っこされることを極端に嫌う。抱こうとすると噛み付いてくる。さらに触ろうとすると唸る。人格(犬格?)が変わったようになってガンとして動かなくなり結局外出できなくなる‥ということが何度も続いています。これは結構参っていて、軽々に人と約束もできずとっても困る。とーちゃんと2人で参加する予定の会に私だけが行くことになったことも何度もあります。一度犬が変わってしまうとその後しばらく眠り、起きたらいつものサイゾーに戻っている、というのが大抵のパターン。「認知症かなと思ってるんですけどどうでしょう?」「まあこの歳ですから脳の萎縮が進んでいてもおかしくありません。人間と同じで症状が出ると性格が変わるケースもよくある話です」と先生。そこで症状を遅らせる効果があるらしい脳の薬を飲ませることに。この薬会計したときビックリこいたけど2ヶ月で1万円。わたしの高級サプリ買えるがなしかし。
気になる薬の成果ですが、少しは改善してるかなあという感じ。表情が少し戻ってきたような、本来の性格の悪さが戻ってきたような気もしますが、まだ出かけるときに犬格が変わることもあります。今年の高知行きも心配やしどうなることやらと憂う。せやけどこれも考えてもしゃあないこと。これからどんなことが起こるのかを考えずにただこの毎日を見守っていきたいと思います。来年の誕生日に「そういやこんなこともあったなあ」とサイゾーを抱っこしながら笑って言えてたらええな。